「足が1本、目が3つ、身長が5メートル位のものってなーんだ?」

「それンガドゥーバ。ンガドゥーバ悪しき生き物。お前今すぐお祓いしなければならない。お祓いしなければお前、ケツの穴から足ツッコまれて前歯ベコベコいわされてしまう」

「お前、面倒くさいな」

 

 

 

 

「桃太郎さん、お腰につけた黍団子一つ私に下さいな」

「私は桃太郎ではない。挑太郎(いどむたろう)だ。鬼よりも恐ろしい魔界の魔物の殲滅についてくるというのならあげようじゃないか」

「じゃあいいですぅ」

 

 

 

 

私には特技があります。

座禅を組んでる時、お坊さんに気付かれることなく雑念だらけでいられるというものです。

一回も叩かれたことがありません。

けっこう凄い特技だと思うんです。

プロフィールの特技の欄に書こうかどうか迷っています。

 

 

 

 

「おじいちゃんのお口くさ~い」

「こんなもんは序の口じゃ。ワシの体にはもっとおぞましい臭いを放つ部分がある。ケンジが小学校に入学する時、その臭いを嗅ぐことになるじゃろう」

「お父さん、ケンジに一体何言ったの!もう小学校に行かないって泣いてるじゃない!」