母の故郷へ

家族と行って来ました。





山梨の山奥にある山村。

お墓参りに来ました。

もう山のお墓は墓じまいするそうで、

最後にここのお墓にご挨拶に来たかった。


小中学校も廃校されたけど、

でもまだちゃんと人の息吹がそこにありました。



母はこの故郷を、そこまでよくは

思っていない様子でした。


色々あっただろうから

それはそうなんだろうけど、










私も久しぶりに訪れたこの山村は、


美しい里でした。


子供の頃、夏も冬もよく、

祖父母の家に

泊まりに来ていました。


色んな思い出がある

私にとっても大切な所だけど、


結婚してからは

だいぶ足が遠のいていました。

それも自分が選択して来たことだけど、


多分10年以上は来ていなかったけど、


久しぶりに山に来てみたら。

思っていたより近く、

そして


もう、祖父母が居ない田舎だけど、


なんていうか。。

意外にも

未来を感じました。


誰かが亡くなっても。

ずっとこの場所はここにこうして、

あるんだろうな。と思いました。


学校は無くなったけど、

昨日は3年ぶりの

お祭りをやったそうです。


帰り道を歩いていたら

女性がそんな話をしてくれました。


初対面のおばあちゃんが

息子に焼き芋をくれました。


郷愁みたいのは思ったより無くて、

ただ美しい田舎の風景と暮らす人の

息吹を感じました。


少し俯瞰してみると。

ただただ美しい里があった。


という事でした。


今、母がこの故郷をどう感じているかは

わかりません。

喧嘩中なので笑🤣


人生ってそんなに綺麗なことばかりじゃないけど、でもそう悪くもないよね。


自分がどう、見つめるかによるだけだなぁと。


あと母は15で上京しているのですが。

それも経済面でのことだったけども。


過去に私が聞いた話では、

東京に誰よりも憧れを持っていた様子でした。

だから自分でその状況を。

引き寄せていたんじゃないかな。


不幸と思うようなことでも。

実は自分が本心から望んでいたことだったりもする。


そしてそれは、だいぶあとでわかるんだよな。


だからもう、今、幸せならいいんじゃない?

お母さん。