笑い話で終わらせたい、すきっふる@TalesWeaverです
会社帰り、22:15頃。
家の最寄の駅に到着し、改札を抜け、家へ向かって歩くこと2分。
コンビニや、夜遅くまで開いている本屋・牛丼屋などを通り過ぎ、
人通りのあまりない居酒屋・パブ・スナックの立ち並ぶ通りへ入った。
歩いているうちにストッキングがずれたのが気になり、
いったん立ち止まり、しゃがみこんだ。
ストッキングを直し、再び歩き始めると、
3mくらい先に自転車に乗った少年が私と同じ方向へ走っていくのが見えた。
しゃがみこんでいた時に私を抜いて走っていったのだろう。
ただ、そう思った。
が、その少年は後ろをチラチラ見たり、止まったり、
人がいないのをいいことに蛇行したりと、かなり挙動不審な動きをしていた。
後方には駅があるので、友人を待っているとかそんなとこだろうと、
特別気にはせず、そのまま少年と同じ方向へ向かって歩いていた。
飲み屋の並びが終わり住宅街へ切り替わった地点で、
少年はしばらく止まったまま後ろを見ていた。
家まではあと少し。お腹空いたなぁ。
と思いながら少年を追い越した・・・と思ったら隣を走行する自転車。
うわー。ぴったり隣にいるんだけど。
後ろの駅見てたんじゃなくて、もしかして私を見てたのかよ。
キモイ。無視。さっさとどっか行け。
でもずっと付いてくる少年。
ヘッドフォンをしているため聞こえないが、何か話しかけているようでもある。
家まではあと2mほどの距離だが、この状態で家に入るのは危険な気がする。
とはいえ、家を通り過ぎて住宅街の奥に入ると人気が全くなくなってしまうので、
それも危険な気がする。
今ならもし何かあっても、居酒屋へ走りこめる距離。
仕方なく立ち止まり、ヘッドフォンを取り、少年を見る。
待ってましたとばかりに話しかけてくる少年。
「あの、時間ありますか?」
「ないです。」
「今からちょっと時間ないですか?」
「ないです。」
「今からエッ○してくれませんか?」
「ないです。」
身の危険を感じ、Uターンして駅の方へ歩いて向かう。
追いかけてきたら走って近くの居酒屋へ入るつもりでいたが、
幸い、追いかけてきてはいないようだ。
人通りのある道を20分ほどテキトウに歩いた後、少年の気配を探るが見当たらない。
もう、きっと、大丈夫。
一つ深呼吸をし、再度家へ向かった。
そして私は・・・・・・・・・無事家に到着した。
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怖いよ。
マジで怖い。
何より、家のほぼ前ってのが怖い。
私の家知られてたりしたらどうしよう、と思う。
とりあえず、同じ時間帯での帰宅はやめておこうと思うけど、
私が音信不通になったら、その時はきっとそういうことだと思ってください。
まぁ、そんなわけでこの少年。
顔を見た感じでは、おそらく中学生もしくは高校1年くらい。
顔は悪くない。むしろ、整ってる感じに思えた。
ちょっとなんかかわいい感じね。
言ってる内容はアレだけど、口調も丁寧で、道教えてくれませんか、って
言おうとして間違えたんじゃないかみたいなね。
んなことないけどさ。
まぁでも、少年とはいえ、男なわけで、男は狼なわけで、身の危険には変わりないわけで。
私には少年時代の経験がないので分からないけど・・・、
家にいたらちょっとアレな感じになってしまったけど、
お金もないし、手ごろな女がいたら声かけてみたらもしかしていけんじゃないの、
みたいな感覚なのではないかと、今となっては思うんだけど、どうなんでしょうね。
常習ではないような感じがしたけど、でも、普通の少年はやらないわな、
とも思ったりするので、なんだかよく分かりませんわ。
とりあえず、また会ったりするのは嫌だし、
目をつけられてて狙われてたなんて絶対嫌なんだけど、
手ごろな女だと思われたとしてもプライドが許さないわ!
これでも会社では(オヤジ連中に)人気なんだからっ!
・・・・・・・・・・・・。
えー、そんなわけで、結論としては・・・、
人を殺してみたかった、
なんてことにならなくて、本当に良かった。







