10月の下旬、とあるカフェの一室で行われた
第14回 経済セミナー&ポイントプチ講座。
内容を少し、ご報告します
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いま、国会でモメにもめている「特例公債法案」![]()
これが通らないと、国は国債を発行できなくて、国はお金のやりくりができません。
実際にもうお金が足りないので、地方交付税交付金という、国から地方自治体への仕送りができない、という状況にあります。
しかし、そもそも日本には
「国債を発行してはいけない。発行していいのは建設国債だけ」
という憲法があるのを、ご存知ですか![]()
借金とは、いま足りない金額を一時的に借りて、将来返すものですね。
建設国債は、「借りたお金で道路や上下水道などを整備するので、将来の国民も利用できる」ため正当化できる、ということで、発行が認められています。
しかし、国債(赤字国債)は「予算のやりくりができず、発生した赤字を一時的に補充するものだから、発行はできません」となっています。
「え、国債を発行しちゃいけないのに、日本は国民の収入を全部集めた金額の、2年半分もの借金を抱えてるの!?憲法違反じゃんっっ」
って、思いますよね![]()
そこはそれ、うまくすり抜けるための法案が、1965年度に制定されました。
それが、「特例公債法」です。
これは、赤字国債を発行するための1年限りの特例法。
赤字国債を発行したいと思ったら、毎年度、特例公債法案を国会で審議して成立させる必要があります。
これまで毎年、特例公債を発行して、だましだましやってきた日本の財政。
積み重なった借金が、GDP比245%と、人類未踏の借金に。
実際、今年度も
「税金で賄えるのは5割に満たず、5割弱は将来世代の負担となる借金(公債金収入)になっている」
と、財務省が発表している資料の2ページ目に書かれています。
財源の半分が借金。
すなわち、稼いできた収入では今まで通りの生活ができないから、半分は借金して家計を賄おうとしているわけですね~。
しかも、借金してきた金額の半分は、過去にした借金の元本と利息を支払うのに、使われています。
上記の資料の1ページ目に「歳出内訳」が掲載されていますが、支出の1/4が国債費とあり、その半分が過去にした借金の元本の返済、残り半分が利息の支払い。
この低金利の日本において、利息の支払いが国債費の半分を占めているという事実。
これは、ファイナンシャルプランナーや経済の専門家でなくても、健全どころか、かなり危険なお財布状況であると、わかりますよね~。
現在はねじれ国会で与野党が対決しているため、法案がなかなか通らず、去年は8月下旬の成立、今年に至ってはいまだに成立していないという状況になっています。
このまま成立が遅れると、地方交付税交付金の支払が遅れ、体力のない自治体から「ゴミ収集車が来ない」などの、破たんしたギリシャのような状況になってしまう可能性があります。
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現在も「日本人は頭がいい」「日本は上の上で、日本にいるのが安全だ」と、考えている日本人が多い様です。
しかし、このような状況の日本は、本当に安全なのでしょうか?
狭い日本の中から判断するのではなく、広い視野で見た日本の姿を、いい加減知ることが必要ではないかと思います。
世界では「日本化」という言葉が、使われているそうです。
良い意味で使われていればいいのですが、残念ながら過去四半世紀にわたる日本の経験に、続くことへの不安を表しているそうです。
今月の「先生おススメ図書」
藤巻健史 著
藤巻さんは、日本の財政に対して、ものすごい危機感をお持ちです。
なので、内容も激しい(笑)
けれど、腰の重い日本人には、ちょうど良いのかも…。