今や全く分からなくなった英語ですが・・・・
シルヴィ・ギエムのドキュメンタリーとなっては、観ないワケに行きませぬっ!!
ギエムは、私世代のバレリーナにとっては神様みたいな存在。
パリ・オペラ座のエトワールという地位をあっさり捨てて英国・ロイヤルバレエへ移籍。
彼女がロイヤルで踊っていた時代に、ロンドンに留学していた私は本当にラッキーでしたねぇ。
まだ改装前のオペラハウスで、ギエムの踊る様々な作品を拝めた、夢のような日々。
ある日偶然、楽屋口で見かけた彼女のオーラは凄かったなぁ・・・・・
そんなスーパー・スター、シルヴィ・ギエム。
日本での「ボレロ」を最後に引退してから、もう6年。
どこで何をされているのかと思えば、山で自給自足のような生活を送っている模様。
ヴィ―ガンだという噂は耳にしていたし、なんとなく彼女らしいな、と思いました。
そして、今でもバーレッスンをしているという話で、
「現役時代はバーレッスンが退屈で大嫌いだったけど、今はメディテーションのような、自分の身体との会話も時間になっている」
みたいなことを話していて。
あら💗ギエムってば、私と同じこと言ってる💗
と、そんなところで嬉しくなった私です(笑)
さて、彼女の現役最後の作品となった「ボレロ」。
有名な曲なので、バレエやクラシックをご存知ない方でも、絶対に一度は耳にしたことがあるメロディー。
フランスのモーリス・ラヴェルの作曲。
ギエムのドキュメンタリーを見た翌日に、ちょっと足を伸ばしていつもより遠くまでお散歩に行ったら、こちらの正門に辿り着きました。
ルバロワ・ペレ墓地。
ちょっと休憩して行くか~と、中へ。
(墓地内はベンチもあって、休憩にはもってこい。)
一応、入口にある案内板を見てみると、なんと・・・
ラヴェルのお墓があるーーーーー
いや、ちょっと待ってよ!こんな偶然ある???
ギエムのドキュメンタリーを見て、ボレロの映像を見た翌日にコレですよ
ドキドキしながらラヴェルのお墓を探し・・・
鳥肌立てながらお参りさせていただきました。
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」とか、ハマっていた時期があったな~~
特に、おフランス好きの自覚は無かったのだけれど、大人になってから振り返ると、10代の頃に夢中になった音楽も文学もフランスのものが圧倒的に多くて驚くんですよね。
あら、これもフランス?
この方もフランス人だったの?
みたいな。
若い頃はネット検索なんて出来なかったし、ただ興味を引かれた作品を貪っていただけで、「フランスだから」という理由で選んでいなかったはずなのにね。
なんだろう。
結局、そうなるべくして今の私はフランスに暮らしているのかも知れませんねぇ・・・・
不思議ですねぇ・・・・
なんてことを考えながら、帰り道を歩いていました。
*タイトル「パリ統合散歩」となっていますが、今回の墓地があるルバロワ=ペレはパリ市内ではありません。パリ郊外の高級住宅地!