先月のことだが、名古屋市科学館でダンゴムシの交換性転向反応を学んできた。
ダンゴムシが壁にぶつかったらすぐ方向を変える様子は、まるで俺の生き様を見ているようでなかなかに感情移入できる。一方で中には転回せずに壁を乗り越えるイケメンタイプの個体もおり、たかがダンゴムシのくせに意外と考えさせられる実験内容だった。
ダンゴムシは交換性転向反応により、遠くまで効率的に移動することができるのだという。俺の人生も振り返ってみれば壁にぶち当たれば避けてはぐらかしてが多かったが、結果的に方向転換がうまかったおかげで学業も仕事もそこそこになったのではなかろうか。
息子たちにはどんなふうに生きることを期待するか。勉強でもなんでも壁にぶつかったら乗り越える強さを持って欲しいと思う一方で、あんまり頑張りすぎて精神病むのもアレなので、乗り越えが1、方向転換が2くらいの割合であまりストイックにならず、のびのび柔軟に成長して欲しいな〜と思った。いやー深いなダンゴムシ。
次男の近視が始まったっぽいのでオルソケラトロジーをさせたいが、次男は長男よりもアレルギー体質が強いのでちょっと心配。ひょっとしたらオルソじゃなくてメガネで矯正せざるをえないかも。メガネは近視の進行がどれくらいあるのかが一番の懸念だな〜。
昔はうちの親みたいに「メガネをかければ目が悪くなりやすくなる」と言う人もいて、眼鏡屋も弱めの度数で矯正する事例もあったようだがこれはどうやらもう過去の話。今は完全矯正した方が近視が進みにくいという研究結果が出ているっぽい。片や、メガネをかけると遠視性デフォーカスが原因で近視が進行しやすくなるという話も。いやどっちやねん。
まとめると「完全矯正のメガネでも進行するけど、裸眼や低矯正よりマシ」ってのが今の考えかたになるのかな。でもこのメガネで完全矯正した方が良いというのは果たして万人にとって適合することなのか?結果的に遠視性デフォーカスの影響の方がより大きくなってしまう場合はないのか?
自分のことをふりかえってみると、俺が小6で初メガネを作った時は近視の進行がマッハで進んだ。2週間も経たないうちに見えにくくなったレベル。
その経験もあってか、なんとなくだが自分はメガネによる周辺部デフォーカスの影響を受けやすい ≒ メガネだと近視が進行しやすい体質…のような気がする。まぁそんな体質がほんとにあるのかはわからんけど。俺の場合は初メガネの度数がきつめだったので、その分デフォーカスが大きかったというのもあるような。まだ近視が弱いうちからメガネによる完全矯正ができていれば進行具合も違っていたのかも。
…そんなこんなで、メガネはやっぱり少々心配。次男もぜひオルソやらせたいんだけどな〜。もしオルソができずメガネになると、近視進行が止まらんスパイラルに陥る気が。
長男がオルソやった時は視力0.3程度から一気に回復したので本人のテンション爆上がりだったが、近視の程度が軽い次男ならばまだ気持ちはあまり乗ってこないかも。年齢も長男よりさらに低く、落ち着きもない。そして何よりも冒頭で書いたアレルギー体質。まぁとりあえずオルソができるかどうかは置いておいて、今のうちにマインドセットはちびちびやっていこうと思う。