こんにちは。
このところ数回続いております神社仏閣めぐり。
今回は尾張のみならず三河へも足を伸ばしてみました。といってもわざわざ行ったわけではなく仕事のついでですが。
まずは旧東海道沿いに鎮座する知立神社。
熱田神宮、三嶋神社と並んで東海三社に数えられている由緒ある神社です。
知立神社の貴重な建築物がこちら。
知立神社の別当寺だった頃の神宮寺なのですね。織田VS今川の戦いで兵火に遭うもこの多宝塔は難を逃れたのです。もちろん国重要文化財です。
享保年間(1732年)のものと伝わる石橋です。
トネリコの木です。名前は聞いたことがありますが本物を見たのは初めてなので感動しました。粘りのある樹種で古くから漢方薬や建築材、野球のバットにも使用されそうです。
所変わってこちらは愛知県高浜市の専修坊というお寺。
カリスマ宗教家、蓮如さんも立ち寄っったそうで、西三河での浄土真宗布教の拠点となるような大きなお寺だったようです。
今度は北へ飛んで尾北の名刹「曼陀羅寺」。
アチコチ飛んですみません。落ち着かない性質でして。
後醍醐天皇の命により創建された勅願寺なのです。
藤の時期には寺宝も一般公開されるとのことなのでまた行きたいと思います。
藤の時期になると多くの人が訪れます。
少し離れていますが津島神社とセットで一日かけて行かれる方もみえるようです。
余談ですが子供の頃、藤の花がブドウになると思っていました。
曼陀羅寺の中で一番古い地蔵堂。1668年に修復した記録があるとのこと。猫がかわいいです。
門跡寺院でよくみられる筋塀で格式が一番高い五線入り。
こちらが曼陀羅寺の正堂。ここ江南の生まれで阿波の藩祖、蜂須賀家政公手習いのお寺で国重要文化財に指定されています。
この建物の北側に書院があるのですがそこは関ケ原の戦いの前哨戦、美濃攻めの際に東軍の池田輝政が軍議を開いた場所と伝わります。
関ケ原では中立を保った蜂須賀家政生誕の宮後城も近くにありますので是非。
この曼陀羅寺は延暦寺や妙心寺のように一つの敷地の中に沢山の寺院が並ぶお坊さんの研修所になっているようです。とにかく広いので驚きました。
最後に同じく愛知県江南市の観音寺というお寺。
小さなお寺で特に何があるわけでもないのですが、秀吉の最古参の家臣、前野長康の菩提寺なので前々から行ってみたいと思っていたのです。
ご存知でしょうか?前野将右衛門長康。秀吉の頭脳が竹中重治、右腕は小六さん、左腕はこの前野長康だと云われています。
墨俣城築城で活躍し、小六さんとは義兄弟の契りを結んでいたとか。秀次事件に連座して切腹させられたのが残念でなりません。この三人が生きていれば・・・・。
ここまでありがとうございます。
お城もいいですがお寺のハシゴで学ぶ歴史も楽しいものです。
*奥様が小田原へ行ったようでお土産を買ってきました。
名古屋の「外郎」とは違い、小豆でできた「ういろう」ですがこれは美味しいです。原材料もシンプルで安心して食せます。