ピラミッド型社会システム、すなわち階級制組織構造は太古の時代から存在していたのだと、バシャールは話しています。つまり、アヌナキの時代にまで遡る事ができるシステムなのです。ロイアルティーや特権社会制度、王制や年功序列の世界観は、古い概念の世界観では大いに機能する事ができましたが、これらかの新しい時代ではもはや機能しない概念となります。ですから、階級別に分かれる”力分配”は今後どんどん薄れてゆく事になり、取り決めの方法も勝算や勝ち負けで決定するのではなく、いいとこ取りの『良いアイデア』がイニシエイチブを握る事になります。
また古い概念の”今までの世界”では、外側に設定された軸に従って動く必要がありました。外側に設定された軸は、私たちに”平均”という概念を与え、その概念に当てはまるよう自分自身を作り変えてきています。つまり、自分自身の”元々のカタチ”をわざわざ変えて、貴方ではない別の自分になりすまして”平均”という名の箱に無理やり押し込めていたのです。
貴方の軸は貴方の中にあるのであって、外側にはありません。貴方がルールで、貴方が答えなのです。しかし、これでは社会の秩序が保てないんじゃないか、と懸念する人もいるかもしれません。確かにエゴを軸にして動くのであれば、分離を体験するでしょう。しかし、心の中に軸を持つと言う事は、”ワンネスの視点”とコネクトする事を意味しています。”ワンネスの意識”とは、まさに私たちが目指す”完全版の自分”の視点であり、ハイヤーマインドの視点を意味しているのです。ですから、心に軸を持つ事=ワンネスの意識=ハイヤーマインドの意識=完全版の自分、という具合に、新しい概念の世界観を打ち出してくれます。この新しい概念が私たちの心にしっかりと根付く頃、安定感のある土台の上に、新しい社会システムを作り出しているでしょう。