あなたの「消えたい」は決しておかしな気持ちではない
この記事をご覧いただいている人は、少なからず「消えてしまいたいな」と思っていらっしゃる方なのではないでしょうか。とてもやり場のない、湧き上がるような不安と絶望に満ちた気持ちでいらっしゃると存じます。
では、どんなときに「消えてしまいたい」と思うのでしょう。
前段でもお伝えしましたが、それを言う人の心はとても虚しくなっています。
大事などなたかが病気になったり亡くなったり、ご本人が病気に苦しんでいることもあるかと存じます。仕事を辞めざるを得なくなるなど「それは悩み苦しんでも仕方がないだろう」というような事柄に出くわして、苦しみ尽くした先の虚しさかもしれません。
また、日常での継続したストレスや、自分の生き方を否定されるような事柄など、その人でないと分からない「とても大変な悩み」もあります。さらに言うと「なんだか分からないけど私には存在する意味がないのかもしれない」という、一種の不全感みたいなものもあります。これは容易に他人に理解されないことから、相当な辛さを味わうストレスとなると思います。
そのほかにもたくさん原因はありますが、こうやって悩み苦しんでもがき続けて、もう疲れてしまった、虚しさを感じてしまった、早く楽になりたい…こんな想いが「消えたい」に凝縮されているのです。
どうでしょう?どんな人にでも起こりうる感情ではないでしょうか?「消えたい」とは
「消えたい」という言葉には実は「自殺したい」「殺してほしい」という意味合いはそれほど濃くはありません。実はそうした人達は「疲れ果てました、早く楽になりたいです」と呟いていることが多いのです。
実際に自殺をするためには、まず怖い思いをしなくてはなりません。痛いかもしれないし、苦しいかもしれない。あの世がどういうところかもわからないし、死んだ後にどうなってしまうのかわからない。そもそも「別に死にたくなんかない」のです。
「死にたい」ではなく「ここからいなくなりたい」「自分の存在をなかったことにしたい」…が近いでしょうか。もう疲れ果てて虚しい感情を抱えた自分など、無かったことにしたいというような気持ちが強く、自分に手を下して積極的に「死の世界」に飛び込む元気もない状態です。
「消えたい」は「今の辛さから逃げ出したい」なのです。
あなたはどうでしょう?本当は消えたくなんかない
そう、本当は今のこの状況からなんとか抜け出したいだけ。拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう 十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです
未来の自分に宛てて書く手紙なら
きっと素直に打ち明けられるだろう
今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている
拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたい事があるのです
自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる
荒れた青春の海は厳しいけれど
明日の岸辺へと 夢の舟よ進め
今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている
人生の全てに意味があるから 恐れずにあなたの夢を育てて
Keep on believing
負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ああ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
いつの時代も悲しみを避けては通れないけれど
笑顔を見せて 今を生きていこう
今を生きていこう
拝啓 この手紙読んでいるあなたが
幸せな事を願います苦しいとき安心して吐き出せる場所さえあればきっと誰もが生きやすく心地よく過ごすことができるでしょういまこの瞬間を誰かに吐き出せる安心な環境大人だからとか子どもだからとかそんなとこじゃない誰もが心地よさを感じられるそんなコミュニティを作っていきたいなー。いま辛いあなたが少しでも癒され生きる希望をひかりを見つめられますようにいつかは流れ美しい空が広がる