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今日はこれ「ECが農村に革命」を起こしているin 中国

https://www.afpbb.com/articles/-/3245136

 

記事の内容はこうだ

 

淘宝村・淘宝鎮と呼ばれる農村は、約2億5000万の人口をカバー。2018年の全国農村のネット小売り売上総額は1兆3700億元(約21兆円)で、前年比30.4%増。全国の淘宝村・淘宝鎮のネットショップの売り上げは、農村ネット小売りの売り上げの50%近くを占め、就業機会を683万以上増やしているという。

 

中国といえば、農村と都市で大きく格差があり、通常農村の人間は家族が都市部にいないと

その戸籍を変えれれないなど厳しい現実がある。

そのため、日本と異なり爆買いする中国人などが目立つ最近であるがその大半は貧しい人が多いのが現実。

 

ただ、この記事では中国の拡大するEC販売において、農村部にも大きな変化が起きている。

 

ここには、大学を出て知識を持った若者が農村部にEC販売におけるノウハウを持ち込み

今まで格安で卸していた流通に革命を起こし、ネット小売り前年比30%増と大きく飛躍している。

 

大切な部分として以下の記事

 

大学卒業生の就職難が問題になっている昨今、「淘宝モデル」は大卒生の農村創業の「優良土壌」としても注目されている。漳州市南靖県(Nanjing)山城鎮(Shancheng)出身の劉順理(Liu Shunli)さんは大学卒業後、故郷に帰り、父親や地元の花卉栽培業をまとめて、今や27人の従業員を抱え広大な花畑を経営するランのeコマース企業「青軒花卉」を起業。淘宝だけでなく、天猫(Tmall)、京東(JD.com)といった人気eコマースサイトに多くのネットショップを開設し、地元300世帯の農家にeコマース収入の道を開いた。

 

私の母型の実家も山形で農業をしているが、主にJAに卸すルートしかなく、安価で家族総出でやっても

儲からない仕組みが残っている。EC関連で働いている私も手を貸したいが彼らがその申し出に

中々手が回らないのが本音である。

種を植え、雑草を刈り、収穫して、出荷作業、出荷、そして次への種まきととても忙しい。

ただ、冬になると一変して仕事がなくなり出稼ぎして冬を越していくのだ。

 

そうしたことから、毎日同じ日常を過ごし新たなチャネルへの挑戦が出来なくなるというところである。

今回の記事を目にして、私はその在り方を日本でも学ぶべきだと思うし既に実践している人は

少なからず実が実ってきているのではと思う。

 

食品業界のEC化率はわずか3%。日本の全体のEC化率6%に比べるとまだまだ低いのが現状にあり

これからTPPによる安い農作物がどんどん入ってくる中でJAに卸してしまうだけではジリ貧は

当たり前。

 

若い力が農業に向かなくなっている今こそ、ECというチャネルを切り拓き

生産者と流通者を繋ぐ一歩が必要なのではと心から思った今日の気になる記事でした。

 

今年の冬にも、ボランティアでECにおける農業の可能性について講習でも開いてみようかな。

 

皆様明日もBe positive have funで行きましょう