えっと初ブログが変なテーマになる訳ですが.....

感染症の中でも感染したときの致死率や臨床症状で有名なエボラウイルスですが、あまり注目されていないものの今中国でアツいです。

そもそもエボラウイルス、あるいはエボラ出血熱とはなんでしょう?

1970年代頃からアフリカを中心にその感染症の発生は認められています。感染時の特徴として、インフルエンザのような症状を呈した後、自然腔、つまり口や目、鼻や肛門などから出血を起こし、多臓器不全、つまり色々な臓器がうまく働かなくなってしまい、死んでしまう、、というものです。
致死率、すなわち感染した場合の死亡率は50-90%以上です。

専門家の中では、最近とかく話題になりがちなインフルエンザウイルスと比べるとその症状の凄まじさから、逆に世界的には伝播しにくいと言われています。しかしながらアフリカでは2000年代に入ってもエボラ出血熱で村人の大半が死亡したといった事件も起きています。

エボラウイルスはその症状の劇的なことから多くの書物や映画のテーマとしても取り上げられていますね。
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で、感染列島ではたしか劇中で獣医学の先生がエボラがモデルの謎の感染症の発生源としてコウモリを捕まえるというシーンがあります。
実は2004年以降多くの研究結果で、エボラウイルスの自然宿主、すなわち感染源は、"コウモリなんじゃないかなー"という論文が出ています。
エボラ出血熱は、、、というと、アフリカで最も多く発生の報告がなされていますが、実はフィリピンでもレストンエボルイルスと呼ばれるエボラウイルスの一種がアジアで一つだけ確認されています。。。

それがアジアではこれだけかなーと思っておりましたら、2012年にはいってから、中国の養豚場で豚でレストンエボラウイルスが検出されたり、コウモリからレストンエボラウイルスに対する抗体が見つかっている。
ん?つまりエボラウイルスはフィリピンの島々だけではなく中国大陸にもいるの??では日本にもいるのかな??
ウイルスの分離や発症した人間は報告されていないためそこまで話題にはなりませんでしたが、感染症に興味がある人にとっては実はかなり面白いことなのかな?と思います。

ちなみにこのエボラウイルス、レベル4のウイルスと言われています。ようするに感染した場合非常に危険なウイルスということです。レベル4のウイルスを扱うことができる実験施設は、残念ながら日本では今一つも稼働しておりません。なんでも、住民の反対運動があるのだとか。しかしながら世界ではしかるべく対策を行って、レベル4の病原体を扱う施設は動いています。アジアでも中国、韓国、台湾と最近では多くの研究施設でレベル4の病原体を扱う施設が稼働されています。国際化がすすむこの世の中で、日本のレベル4の実験施設が柔軟な対応で稼働するといいなあ、、と思います。

何はともあれ、今後の動態が気になるウイルスです。