さて…上位女中の下には、

御錠口、表使い、同格御祐筆頭、御祐筆、御錠口助、御次頭、御祐筆助、御次、

御切手、呉服之間頭、御広座敷頭、御三之間頭、これらそれぞれの御次。

 

御伽坊主、その下に、呉服之間、御広座敷、御三之間、御末頭、御火之番頭、

御使番頭、仲居、仲居助、御火之番、御茶之間、御使番と続く。

末席が御半下で、御三之間までが、お目見の資格となる。

つまり、将軍家に対して、挨拶することができ、直に口をきくことが許される。

 

大奥女中は、すべて長局に住む。

長局は、一の側、二の側、三の側、四の側、下の側と区別され、一の側に老女

つまり御年寄、二の側に御客応対、御錠口、三の側、四の側に表使いなどが住み

御火之番とか仲居とかお末とか身分の低い者が、下の側に住んでいる。

 

想像してみればいいが、これだけ身分や役職が細々と別れた女性だけの社会である。

トラブルが起きて当たり前、陰惨な事件には事欠かないだろうことは明白である。

 

ちなみに以上の文章については、数冊の本を参照しているが、これで商売をしている

わけではないので…というか元になった本を忘れているところもあるので出典先は明記

しない。