資生堂のロングセラー「ホネケーキ」



この石鹸の存在を知ったのはここ数年のこと。

使用してみたいと思ったものの、近所のドラッグストアには売っておらず、なかなか自分で購入するまでには至らなかった。

けれど先日、ふと思い立ってネットで3種類のホネケーキを注文してみた。

届いたパッケージを開けた瞬間、あの懐かしい香りがふわりと広がり、幼い頃の記憶が一気に蘇った。

子どもの頃にみた【あれ】は、これだったんだ!

実家の2階の東側の部屋は祖母の部屋だった。

私が2歳の頃に亡くなったので祖母の記憶もないけれど、

祖母の使用していた部屋には、祖母の鏡台が置かれていた。

鏡台についた小さな引き出しの中には、小物や写真がしまってあった。

小さな白いケースがあって、その中には宝石のように透き通った美しい紫色の固形物が入っていた。

子ども心に「これはなんだろう?」と不思議に思いながら、その上品な香りをそっと嗅いでいたのを覚えている。


子どもの頃は石鹸だろうな?とは思っていたけど、今回手にして、【あれ】はホネケーキだったのだと確信した。



今回、お値段も手頃だったので3色全て購入してみた。


ルビーレッド(赤): これはお年頃の娘のために。


エメラルド(緑)とクリスタルパープル(紫): 季節や気分に合わせて使い分けてみるつもり。


さっそく、一番の思い出の色である「パープル」から使い始めてみた。


手にとって転がすと、光を透かしてキラキラと輝く。


きめ細やかな泡を立てると、あの頃の祖母の部屋を思い出すような、落ち着いて上品なフローラルの香りが…


しかしちょっと香り弱い?


子どもの頃の記憶の香りはもっと強かった気がする。


子どもの嗅覚センサーが繊細だからか、はたまた香料を調整しているのか…


しかし、祖母もこの香りに癒されたのかと思うと感慨深いものがある。


​「骨」ではなく、蜂蜜(Honey)とケーキ(Cake)を組み合わせて名付けられた「ホネケーキ(Honeecake)」。


【洗い上がりはしっとりとしていて、みずみずしい。】


…とのことだが、少々つっぱり感を感じた。


グリーンの方が私には合っているかも。




ちなみに、私の幼少期に、母はなにで洗顔していたのか…


全く記憶にないが、ホネケーキではなかったのは確かだ。