5:23
わたしは目覚める


6:02
小鳥が鳴く


6:31
コップから湯気が舞う


7:15
わたしはこころが痛くなる


8:49
洗面所から水が溢れる


9:11
猫がにゃあと鳴く


9:30
わたしはこころが痛くなる


10:20
柔らかいパンの切れ端


10:45
磨かれたピアス


11:22
瓶に詰まる飴玉


11:30
わたしは胸が痛くなる


12:00
自販機の音


12:54
誰かの口笛


13:29
洗濯機が回る


13:42
わたしは…


14:33
塩水が床に水玉を描く


14:58
喉がひゅう、と鳴く


15:10
血が落ちる


15:49
雨が降る


16:99
もうわたしのこころは痛まない

もうわたしのこころは痛まない
もうわたしのこころは痛まない
もうわたしのこころは痛まない
もうわたしのこころは痛まない



 
87:42
眠りにつく


 








真ん丸お月様




食べたらきっとお腹いっぱい





(満腹感≠喪失感)




それならもう何もいらない。





でも、お月様が欲しい。




(矛盾が生のなまのナマの…)












あいはせかいをすくわない




すこっぷはつちをすくう




そしたら山を作ってトンネルあけて





君と二人のお城を作るんだあ。





それならきっと胸いっぱい




空腹に勝てない僕は餓死





そして世界はまた平和。























oO(君が死んだら僕は死ぬ程きもちいい)

 





わたしの神経の裏側
心臓の斜め右上に位置する
柔らかく湿った
甘く痺れる場所




わたしの中を通り過ぎていく人達
微妙に掠るだけ、
上辺をなぞるだけ、
そんな曖昧な感覚だけ繰り返されて



もどかしい、
もどかしい、



身体なんか いらない
性交なんか いらない



いつもいつも
本当に好いところに
誰も触れられない、
今日もわたしは自為、自慰、自依。



他人が与えるもの、
在り来りで
怠惰で
仕方のないぬるい行為









つまらない
繰り返す日常は螺旋に似てきた
感覚だけで
ゆるやかに堕ちてゆく