扁桃炎で声がガラガラの小林です。
なんか流行ってるみたいなんで皆さんご注意くださいませー。

昨日の夜、夏に8割世界が参加させていただくイベントの主宰のロ字ックさんの『鬼畜ビューティー』を観劇させていただきました。
公演中なんでネタバレは控えますが、以下、感想文。
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男に選ばれない女教師と、鳴かず飛ばずのグラビアアイドルの姉妹のお話。

『歪んだコップに注がれ続けるドロドロした何かがコップから溢れ出る瞬間』を迎える日常の経緯を丁寧に書いていく。
些細な誤解の積み重なりが状況を歪め、日々のストレスやすれ違いが精神を歪めていく。
歪み続けたものがある事件を境にして割れる。
何も知らなければ突発的に割れた『事故』だが、歪み続ける登場人物達を目撃し続けた観客にとっては『事件』として映る。必然の事件。加害者も被害者も綯い交ぜになった、どうしようもない状況が事件を引き起こして、物語は緩やかなカーブを描いてまた日常に落ちていく…
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終演後にはべっとり汗ばむくらいの熱気で、90分ノンストップで駆け抜ける熱演でした。とにかくパワフルでゴテゴテにカラフルでめまぐるしい舞台でした。
個人的な感想ですが、岡崎京子の『リバーズ・エッジ』とか『へルタースケルター』とかを思い出しましたー。

日曜日までサンモールスタジオで上映中とのことです。詳細は下記から。
http://www.roji649.com/stage.html






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