飲み会に行った。
旦那も一緒だったが、少し離れた席にいた。
隣に初対面の男がいた。

一見真面目そうな男だったが、そこにある陰影が何故か私を捉えた。
仕事の話で盛り上がったのだが、あの陰影は何だろうか。
あの陰影に惹かれた私は
メールアドレスを聞いて即彼にメールをした。
会話ではどうしても表現できない何かなのだ。
彼も私に同じことを考えていた。

どこからともなく外へ出た。
電話に出る振りをした。

建物の陰に彼は隠れていた。
大都会のビルに挟まれた陰で彼と私はキスを交わした。
暗闇は二人を包んでいた。

飲み会は二次会もあり当然彼と私、そして旦那もいた。
終電を逃し、残ったメンバーは私を含めて4人
彼と私、旦那、旦那の友人男性。
一番近い私と旦那の家へ行き、三次会という名前の始発電車を待つことをしていた。

旦那と旦那の友人男性はそのまま眠ってしまい、何故か彼と私だけは起きていた。

やはり、一番してはいけないのであろう、自宅でキスを交わしてしまった。

後悔はしていない。
しかし、どこかで止めないといけない。











ヤツに夢中。
別にどこにでもいるのかもしれないけれど

あの時逢わなければ。
あの時声をかけられなければ。
あの時話をしなければ。

ふたりは帰るところが別々。
それはお互い分かっている。

あの声が忘れられない。
あの視線が忘れられない。
あのキスが忘れられない。
あの手のぬくもりが忘れられない。


16歳年上のオトコを好きになってしまう。

セクシーな目つきにやられてしまった。