少し前のこと。

あまりに突然、全く予想もしないことが起きてしまい

お仕事をいくつか延期していただいたり

考えさせられる事も多かったので、しばらくぶりになりますが、ブログに残しておこうと思います。

 

起こった出来事としては、先日息子に突然命に関わる大きな病気が発覚しました。

 

幸い今はもう快方に向かい、まだ今は運動に少し制限があるものの

学校にも登校していつものように過ごしています。

 

息子はこれまで14年間大きな病気や怪我をしたこともなく

なんなら小さい頃よりも風邪を引きにくくなって格段に熱を出すことも減っていました。

今の尋常ではないインフルの大流行の波には少し前に乗ってしまい

多分生まれてから2回目?ぐらいのインフルにはかかっていました。

 

それもあまり高くない熱が1〜2日ぐらいでた程で軽めに完治し、とにかくご飯をたくさん食べて

通常通り学校、部活、サッカーのトレーニングやスクールと、なかなかの多忙なスケジュールを毎日こなしていました。

 

ある休日の夜、昼は部活、夜はサッカーのスクールに行って帰宅し

遅めの夕食をとっている時。

『なんか肺がつりそう』

と息子。

 

肺がつる?

初めて聞いたワードでした。

手足がつるならまだしも、肺ってそんな感覚あったっけ?と、最初は何のことを言っているのか全く分からず。

その前日にはハードな練習試合があって、試合中は結構な量の体当たりの衝撃もあったと言って稀に見る位疲れて帰ってきていて。

たくさん寝て朝には復活していたので、翌日も部活とサッカーのスクールに送り出しました。

 

疲れが溜まったのと、当たった衝撃で体が痛いのかと思ったけれど

肺が攣りそう、のワードが気になって仕方がなく。

食欲はあって、ご飯は食べているものの胸の辺りを押さえているのが気になって

医療機関案内のひまわりに電話。この時23時頃。

 

近くで救急受付をしている病院を4つほど聞いて、その中の1つの大学病院に電話をかけました。

受付から看護師さんに繋いでいただき、症状を説明。

息子は時間遅いし明日でいいよ、と言っていたけれど

何もないならそれでいいし、すぐの受診が必要そうならしといたほうが安心だよと伝えて病院の返答を待つと

 

何分ぐらいで病院に着けますか?できるだけ歩かせずに、自家用車でも安静な状態で来てください。

急変したらすぐに救急車を呼んでください。と。

 

急を要するような返答にあまりにびっくりして、支度をして5分後ぐらいには家を出発。

息子は胸のあたりに違和感はあるものの、苦しそうな様子はありませんでした。

 

到着したらすぐに呼ばれてベッドに横になり

心電図と血液検査。

しばらく待って血液検査の結果が出ると

『心臓の筋肉の炎症の値が高く、おそらく心筋炎を起こしています。もう一度数値に変化がないか再度血液検査します』

 

え。

心臓?

急に心臓って何??

 

あまりに驚きすぎて、手足が震える。

はっきりと何をどう聞いたかは覚えてないけれど

それって命に関わりますか?と聞くと

『もちろんです、心臓なので。なので即入院です。今小児循環器内科の医師がこちらに向かっています』と

 

頭真っ白。息子も隣で聞いてるけど、震えてる私の腕をギュッと握って大丈夫だよと言っていた。

私は待ち時間に“急性心筋炎“と言うワードを初めて検索して

その恐ろしさにさらに震えた。

最初に出てきた検索予測は、急性心筋炎 死亡率 だった。

読み進めていくと、程度が色々で

後遺症もなく完治する人もいれば、何かしら残る人もいる。劇症型は亡くなる率も高くなる。

 

深夜1時と3時に血液検査をしても数値があまり変わらず

専門のお医者様が到着してたくさんの説明を受け、いくつかの同意書にサインをして

すぐに息子は集中治療室に入ることに。

この時朝の5時ごろ。

 

なぜこの病気にかかったかと言うと、

多くはウイルス感染、その先生は心臓の風邪だと表現をしていました。

基礎疾患が全くなくても、誰にでも起こりうることなのだそう。

確かに息子は数週間前にインフルエンザにかかっていて、その要因も考えられるとのこと。

現状の程度は軽く、心臓の機能も落ちておらず、100%とは言えないけれど

おそらくこのまま快方に向かうのではないか。との説明でした。

急変した時にすぐに対応ができるよう、動脈に24時間管理できるモニターをつけて、少しの間集中治療室で管理をする必要があると。

 

一緒にいた夫は、娘がそろそろ起きる時間だからと

お弁当を作りに先に帰宅。

私はさらに細かくお医者様の説明を聞いて

息子が病室に入って行くところを見届けて帰宅しました。

 

帰りのタクシーの中、さっき会ったのが最後だったらどうしようと涙が止まらず。

帰宅して娘を学校に送り出してから、少し眠りましたが

スマホが鳴って飛び起きました。

コソコソした声で『ゲーム解除して』と息子から連絡がきて(iPhoneにスクリーンタイムをかけているので)さらに安堵でまた涙。

いつもちょっと腹立つこのゲーム解除リクエストがこれ程嬉しかった日はないと思います。

 

日を追うごとに息子の症状は軽減していき

たくさんの検査を経て大きな異常も見つからず、数値はどんどん正常に。

集中治療室から出て、一般病棟に移り

面会に行くと、息子が涙目でした。

これまで病気がわかっても、痛い検査でも泣いたことがないのに。

 

どうしたの!?と聞くと

『ご飯が足りない』『お腹が空いて何も手につかない』『〇〇が食べたい、退院の帰りに絶対〇〇に寄る』

 

うん。

元気になった印でした。

 

色々と落ち着いて、安堵の涙だったのか、本当にお腹が空いて辛い涙だったのかは分かりませんが

私の気持ちもやっと安心を取り戻してきました。

 

週末にお見舞いに行くね!と言ってくれていた息子のお友だちが病院に来る前に

早々に退院が決まりました。

退院日、午前に退院してから帰宅してお風呂に入って

期末テストの範囲の授業もあるし友だちに会いたいからと午後には学校に行くというすごいエネルギー。(お医者様からOKが出たので)

 

次の外来受診までは、サッカーを10割の力ではやらずに

2〜3割で留めておいて。という制限はあり

もどかしそうではありますが、今のところ守ってくれています。

次の受診で問題がなければ完全復帰だと。

 

長くなりましたが、なぜこのようなことを書こうかと思ったかというと

息子の異変に気がつき

約6時間後には集中治療室にいるというとてつもない恐ろしいことが起こってしまいました。

持病がなくても、確率は低いけれど誰でもかかる可能性はあること。

 

退院後、少し風邪の症状があったので

かかりつけの病院を受診し、入院していた病院からの報告書?のような書面をお医者様に渡すと

何が原因かは分かりませんが

今年、心筋炎のお子さんが多いので僕らも怖いなと思ってたんです。とのお話でした。

 

大人子ども問わず、異変に気づいたら早期受診をすることがどれ程大切か。

今回のことで、さらに身をもって感じたことでもあります。

健康でいられることがどれだけありがたいことか。

早くテスト勉強しなさいよ!と言えているあたり前の日常がどれだけありがたいことか。

 

今回予期せぬことで、息子のそばを離れることができずに

予定変更にご理解をくださったお仕事関係の皆様にも感謝いたします。

 

今日から12月!

きっとあっという間に年末を迎えそうな気がしていますが

健康には気をつけて、残りの2025年も大事に毎日を過ごしたいと思います。

 

久しぶりのブログ、久しぶりにこんなに長い文章を書き

ちゃんとまとまっているのか不安でもありますが、、、

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

ちゃんと気持ちを伝えたい時、やっぱりblogはいいものですね。

読んでくださる方がいる限り、細々とでもこちらも更新していきたいと思います。

 

皆様も元気に年越しを迎えられますように☺️