遠方から いらしてくれた審査員3名・・・
イタリアン・ポールダンスフェデレーション会長にしてMPDIオーガナイザー
SIMONA NOCCO、
2005年大会準優勝者、TANTRA FITNESS経営者、そしてMPDCオーガナイザー
TAMMY MORRIS、
2008年12月、初代日本チャンピオンとなったVANILLA
以上3名の審査員は、 自らの経験と感性を、
誠実に総動員させて採点してくれました。
採点の項目ですが、2011日本大会では、WPDF本部のルールに準じて、
以下10項目を点数化し、合計点で順位を決めるという方法をとりました。
１．. -Dance Performance- （ポール技だけでない）ダンス・パフォーマンス、振り付けの良さ
２． -Body Use- 体の使い方、身のこなし、指先足先まで演じられているか。危険な動きはないか。
３ .-Physical Ability—POWER- 身体能力（パワー）
４．-Physical Ability—FLEXIBILITY- 身体能力（柔軟性）
５．.-Special Pole Tricks- 特殊な・難易度の高いポール技、あるいはオリジナル技
６. -General Pole Tricks- 一般的なポール技、ポールを扱う動きの完成度
７．-Variation of Pole Tricks and Moves- ポール技および動きのバリエーション
８ .-Performance- パフォーマンス力。観客をひきこみ盛り上げる力。
９. -Music- 音楽。音楽と動き・世界観のマッチング
10． Presentation- プレゼンテーション。衣装、メイク、そしてオーラ。強い印象を残すかどうか
きっと「どんなところを評価しているんだろう？」と思っている方が多いと思うので、
公表してみました。
（できるだけ、開かれた大会にしていきたい、と思っております。）
審査員によっては「スポーティな、技の完成度」を重視する人もいれば
もっと「優美さ」「ダンスとしてのエンターテイメント性」「雰囲気」が大事だという人もいる。
人間が採点するので、そこは難しいところです。
2009．2010世界大会のFELIX CANEのように、
誰が見ても「ものすごい技」と「圧倒的な華と美しさ」を持っている選手を
世界は求めているわけですが、どちらかにパラメータが寄っている、違うタイプの選手が
2人いて、ポイントが同じだった場合・・・ 競技会ではポール技の難易度・完成度が高い
選手がより評価されることがほとんどです。なぜなら「競技会」だからです。
不透明なところを一切なくすため、すべての技に「この技をきめたら何ポイント」という
世界基準をもうけよう、という考えの人も、加盟国の中にはおられます。
そういうガッチリした、誰もが納得できるような各技に関する採点基準が、たとえば
フィギュアスケートのように確立され、それは素晴らしいことのように思います。
ただ、毎日のように新しい技が生まれてはスタンダードになり、そして第一世代のREIKO
たちから数年しか経っていない、まだまだ若いポールダンス競技の世界で、基準を
「カッチリと」決めるのはなかなか難しいし、未完成な基準を作ってしまうと、
下手をするとその「基準」に合わせた演技ばかりを選手たちがするようになり、
ポールダンスのもつ魅力や可能性が削られてしまう危険性もあるのかな、と思います。
空間を使う自由度、各選手の個性をいくらでも発揮できるのが、ポールの素敵なところで、
「ああっ あんなことできるんだ！！」とか「あんなことを、あんなに音の世界に合わせてできるんだ」
とビックリさせて、嬉しくさせてくれる演技が、ファンを増やしてゆくのではないかと、思うので…
ものすごい長くなってしまいすみません。話を戻します。
ＭＰＤＪ2011大会の審査員は、全員、住む地域もバックグラウンドも全く違いますが、
基本的には、ほとんど評価の方向性にばらつきがありませんでした。
（予選も、本戦もです）
審査員と、選手たちが、ステージに集まります。
まず、第3位が、シモーナによって、コールされました。
びっくりして 泣きそうになる mayumi選手。
そしてお辞儀。
他選手からの祝福の拍手も あたたかく。
続いて2位。
TAMMYにコールされたのは、2回連続出場となる、AKANE選手。
豪快な 笑顔！！！！
そして、最後に、
優勝者＝Miss Pole Dance Japan 2011
として、YUKARIさんがコールされました。
ゆかりさんは、呼ばれた瞬間に、思わず顔をおおいました・・・・・
－つづく！！！！