冴えし大気を降ろす朝


指先凍る冬枯れの


朝のキャンパス


心地よく


香り引き寄せ梅が咲く


隙間に描くけむる空


震えるように咲いてゆく
枝垂る梅の鮮やかさ

春の温もり抱いて咲く

冬の寒さを切り裂いて


ひとりゆるりと走りゆく


枝垂れし梅の春を呼び
寂しき人に寄り添う時の

空に祈りて花ひらく

揺れる水面に筋を引き


V字を見せて泳ぐ朝


鴨の目覚めの朝の景


遠く墨字に染める時


忘れし時の温もりを
破れ雲裂くひと時は

山並み憂いの寂しさに


目指す箕面の路をみる


寒さ凍らす冬の朝
朝の灯りも散りばめて

息も切れたり走りる朝

指先凍る風寒く


静寂寄せたるキャンパスは


静かにしずかに明けてゆく