自分が摂食障害になって、拒食症から過食嘔吐になった時、

食べても太らないことの優越感、ストレスの発散法にもなっていた。

他に楽しくてこんな快感なことはないと過食嘔吐の病み付きとなり、『依存』状態になっていた。

最初はそこまで過食嘔吐することに対して罪悪感とかなかったけど、

段々と辛くて不安なものとなっていた。

そして段々と自信がなくなっていって、いつも過食嘔吐してることへの後ろめたさや、

何をするにしても、

『私は過食嘔吐をしてる人』

なんだ、と思うと、

自分＝過食嘔吐してる人

という風になっていたことで、それが全てと思い込んでしまっていて、

何をするにしても『私は過食嘔吐してるしなあ』

みたいな思考になって、何事へも積極的になれなくなってしまっていた。

友達付き合いなんか特にそれがネックになっていた。

私は過食嘔吐してる、

そのことがよぎると途端にやる気や自信など全てのことにおいて気力というかやる気というか、

なんだか全ての絶望感が襲ってきて、

それ人との関わりを恐れるようになったり、負の感情ばかり背負うようになってしまい、

突然ガクッと浮き沈みも激しくなり、そういった感情の起伏の激しさも相重なることで人付き合いも避けるようになった。

結果、友達は減っていったし、誘われることもなくなった。

こういう過去を過ごしてきたんだけど、

今、過食嘔吐に対しての考え方や捉え方が変わったからこそ、

過食嘔吐をしたいと思う気持ちが減ってきてるんだなって感じる。

今は、過食嘔吐するってことを悪とか変とかおかしいこととか全く思っていない。

人それぞれ色んな依存や考え方や思考、

何かにすがるものや頼るものがあって生きている。

そういった沢山のモノから『過食嘔吐』という数あるモノの中から自分がその思考になって、

それを頼りながらすがりながら生きてきたのは事実。

苦しいこともあったけど助けられたのも事実。

その『頼った』中のほんの一部分であって、全てではないんだなってことに気付いたんだ。

自分だけ、

と思わなくなったのもある。

皆それぞれ事情は異なる。

タバコに依存する人、アルコールに依存する人、買い物に依存する人、

沢山の依存がある中での摂食障害もその中の一つ。

自分の中にあるほんの一部分にすぎないし、全てではない。

自分の中には過食嘔吐という思考がある、

それは一部分であって、

それに、過食嘔吐自体を恥じることでも何でもないんだ。

だから、一部分でもないっていうのもあるけど、

過食嘔吐を『悪いこと』と思わなくなっていったっていうのもある。

悪って思うと罪悪感からまた過食衝動が来る。

今の私は過食嘔吐を悪とも思ってないし、たまにしても罪悪感もない。

そういう思考になったからこそ、更に過食衝動の回数が激減してるんだと思う。

過食嘔吐してる自分がいるっていうのも一部の部分。

それを全てと思わないで自信をなくさなくてもいい。

本当にそう思うのだよ。

揚げ物も食べる。

この日は二切れくらい食べた。他のおかずは完食。

過食嘔吐を全てと思わないこと。