イタドリという植物についての説明をみつけました。
イタドリは、さまざまな病気を治療するためにアジアの伝統的な医療システムで何千年もの間使用されてきた薬用植物です。
漢方薬では、日本虎杖 Hu Zhangとして知られ、通常、咳や肝臓を治療するために他の漢方薬と組み合わせて処方されます。
ただし、安全性や潜在的な副作用については、まだ研究が進んでいません。
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イタドリは、高さ4.5メートルに達し、密集して成長します。竹のような茎があるため、日本の竹と呼ばれることもあります。
環境に適応しやすく、急速に広がり、在来の植物種を押し出すという脅威があります。
植物の根は、20メートル以上に広がる可能性があります。このため、最も侵略的な外来植物種100種のリストに入っています。
イタドリは、中国、日本、韓国の伝統的な医療システムとして、重要な薬用植物とされています。
たとえば、乾燥した根は、何千年もの間、中国で薬用に使用されてきました。
漢方医は、咳、黄疸、炎症性疾患、うっ血、高血中脂質レベル、さらにはヘビ咬傷などのさまざまな病状をほかのハーブと組み合わせ処方します
▼ イタドリの根には、薬用としての成分が濃縮されています。
たとえば、レスベラトロール、ピセアタンノール、ポリダチン、およびエモジン、また、ケルセチン、ルチン、アピゲニン、イソクエルシトリン、レイノウトリン、ヒペロシド、ケンペロールなどのフラボノイドも含まれています。
なかでも、エモジンとレスベラトロールは、有用です。
研究によると、これらの化合物には、抗炎症、抗菌、抗酸化、および神経保護の性質があります。
根だけでなく、茎を含むさまざまな部位にも効果があるかもしれないとされています。
20人の男性バスケットボール選手を対象とした研究では、200 mgのイタドリを6週間使うと、使用していないグループと比較して炎症のマーカーが大幅に減少することがわかりました。
強力な抗炎症効果を持つレスベラトロールを多く含んだ処方箋でした。
20人の健康な成人を対象とした別の研究では、200mgのイタドリによる治療がプラセボ群と比較して参加者の血中レベルの炎症マーカーを減少させることがわかりました
試験管による研究では、強力な抗炎症作用があることが示されています。つまり、炎症性タンパク質が血液中に形成されるのを抑制します。
他の試験管研究からの発見は、抗ウイルス効果もありそうだとされています。
抗炎症化合物が多く含まれていることから、血管の損傷、潰瘍性大腸炎、およびその他の炎症状態から保護する可能性があることがわかっています。
結果は有望ですが、より多くの治験が必要です。
▼ けい
中国漢方では、イタドリは虎杖と称されています。マウスの治験では、潰瘍性代行腸炎の改善につながるとあります。
治験で使われたのは、恐らくこちら。虎杖のほかに7種類の漢方が含まれています。
潰瘍性大腸炎やクローン病の治療のため、漢方医に処方してもらった。
効果があった
効果がなかった
わからない
と、さまざまな体験談を耳にしてきました。
たった一度だけ漢方を試してみて、効果がなかったことから、
「漢方は、自分には効かなかった」というレッテルを張ってしまい、他の漢方を試さないと決めた経験談もよく聞きます。
漢方薬は、処方する漢方医ひとりひとりによって、成分はかなり異なると、体験的に感じます。
知識と経験と勘による匙加減がものをいう世界です。
漢方で治療する場合は、自分の体質、生活習慣、症状に、どんぴしゃりの漢方を処方してくれる漢方医に出会うまで、探し続ける必要がある。
もしもみつかれば、症状は大きく改善される。
その先、完治へ持っていくには、食生活の改善、ストレスフリーの生活などを加える。
あきらめないが、合言葉です。
●コメント紹介)イタドリについたコメント
画像は全てイタドリですか?!😳
こんなに沢山あるんですね。
野草は日本でも食べている人がいますが、日本には沢山の似た植物があって、毒の含まれている物があり、亡くなる人も少なくありません。
お気を付けくださいませ。
◆ けい
その一言、聞きたかった! というのも、子どもの頃からなじみのある植物雑草には自信があっても、見たことがない植物を食べるのには、ものすごく不安がありました。
先日、「食用の植物」という本に、マスタードを作るための植物が載っていました。公園へ行ったら、同じ植物が生えていた。
「ああ、これね」と、小さな葉っぱを食べてみたら、確かにマスタード味でした。
家に帰って、復習のためマスタードの植物についてよく読んだら、
「生で食べると毒があります。必ず熱を通すように」とありました!
幸い、小さな葉っぱ1枚だけだったので、大事に至らなかったのかも・・・。
ちょっと怖い経験でした。
ご忠告、ありがとうございました ヽ(^o^)丿