3種併用)リアルダ4錠、ペンタサ坐剤と注腸 合計6800… についたコメント
最初に、坐薬を処方された時、これでも上の方まで届くからと、言われた覚えがあります。
私もよくわからなかったので、解熱剤の坐薬みたいに効くのかなと思っていました。
★ けい
カプチーノさんは、全大腸炎だったのに座薬だけが処方された。
座薬が直腸から最も離れた小腸側の大腸に届くには、気が遠くなるほどの長旅です。ありえるのでしょうか?
今回は、製薬会社が新薬を開発した後、販売許可を得るために厚労省に提出した治験を含めた薬の効用や副作用についての説明書であるペンタサ座薬1gインタビューフォームから内容を引用しました。
▼ 開発の経緯
潰瘍性大腸炎(UC)は主として大腸、特に直腸にびらんや潰瘍を形成する原因不明の難治性炎症性腸疾患で、経口及び局所5-ASAが広く用いられている。
ペンタサはメサラジン(主成分)を含有する製剤として、錠剤、顆粒剤、注腸剤及び坐剤が世界各国で承認され、日本でも、錠剤/1996年と注腸剤/2002年が承認された。
メサラジンを含む注腸剤と坐剤は、欧米の治療ガイドラインで、直腸炎型のみならず左側大腸炎型と全大腸炎型の UC に対し経口メサラジン製剤との併用が推奨されている。
坐剤は軽症から中症の UC の標準的な局所療法で、特に直腸炎型の UC に対する寛解導入/寛解維持療法の重要な薬剤だが、日本ではメサラジンを含む坐剤は承認されていなかった。
このため、2008 年 ペンタサ坐剤の承認に関する要望書が、日本消化器病学会から日本医師会宛に提出された。
同年に厚生労働省からの要望をうけた杏林製薬は、本剤を新たな治療の選択肢として開発に着手。
2013 年潰瘍性大腸炎治療薬として製造販売承認を取得した。
▼ 5.効能又は効果に関連する注意
直腸部の炎症性病変に対して使用すること。なお、本剤が腸内で到達する範囲は直腸部に限局されるため、S 状結腸より口側の炎症には効果が期待できない。
[解説]
外国ではメサラジン坐剤 1g を健康成人 8 例に直腸内投与し腸内での到達部位を検討した結果、8 例全例で直腸部に限局していた。
したがい、直腸内投与ではメサラジンの到達範囲は直腸部に限局されることから、本剤は直腸部の炎症性病変に対して使用するよう注意喚起すべきと考え設定した。
▼ 感想
全大腸型の場合、座薬だけでの治療は、上記の説明だとあり得ないことになります。
▼ Ⅴ.治療に関する項目
患者129ケース
臨床経過による分類
初回発作型 19 (29.2%)
再燃寛解型 46 (70.8%)
病変の拡がりによる分類
全大腸炎型 11 (16.9%)
左側大腸炎型 4 (6.2%)
遠位大腸炎型 13 (20.0%)
直腸炎型 37 (56.9%)
メサラジン経口剤の継続投与
無 21 (32.3%)
有 44 (67.7%)
▼ 感想
上記のケースの場合、全大腸炎型の患者は、全員がメサラジン錠を使っていた。
カプチーノさんの医師は、なにを元に座薬だけを処方したのでしょう?
調査は続く・・・。
2025年 ペンタサ坐剤1gインタビューフォーム PDF
https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/medicine/pdf/i_penta_sp.pdf













●A先生からの回答
消化器内科、他
治療内容の変更でご心配のことと思われます。
1 ペンタサ坐剤と注腸の併用で副作用の可能性が大きく高まることは、一般的には少ないとされています。
これまで坐剤で問題がなかったことからも大きな心配は不要と思われます。
2 副作用が出る場合、腹痛、下痢、発疹、肝機能異常などが報告されていますが、発現頻度は低いとされています。
3 通常4~8週間ほどで炎症改善の効果が期待されますが、個人差があります。内視鏡などで経過観察が必要です。
4 坐剤と注腸の併用により薬剤が直腸からS状結腸上部まで広く届くため、炎症範囲が広がった場合に効果的とされています。もし効果が不十分な場合は、ステロイド製剤であるレクタブル注腸の併用も選択肢となることがあります。
ご参考になれば幸いです。