これは高校の入学式の時の話。
式を終えて、クラスに別れホームルームの
時間の時の事だった。
もちろん、四方八方、顔も名前も知らない人
ばかりだ。そんな時、隣の女の子が話しかけ
て来た。
女の子 「〇〇君て、武尾中学校だよね?」
当然僕はその女の子の名前は知らない。
僕 『 うん、そーだよ。』
僕は素っ気なく答えた。すると彼女は
女の子 『 柳先生って分かる?』
と、聞かれた。
確かに、その先生は知っている。特徴を挙
げるならば、色黒で黒縁メガネで、かなり
太っており、頭は焼け野原のように禿げ、
俗に言うキモイ先生だった。僕はその先生
を思い出して懐かしさのあまりテンション
があがり、彼女の質問に高揚しつつ答えた
僕 『分かる!分かる!デブで、キモくて、
ツルっ禿げの人やろ!?』
と、手っ取り早く伝えた。まぁ、多少口悪
く言ってしまったが、これを糸口にその女
と、仲良くなれたらなぁ❤なんて、淡い期
待を寄せていたのも、つかの間、彼女から
こんな言葉が返ってきた。
女の子 『 あ、それ、、私のお父さん…。』
その瞬間、教室中の酸素が消え去ったよう
思え、一瞬視界を失った。
こんな高校生のスタートとなったのだ。