スリランカが債務危機を起因とする抗議活動が起き、
大統領が国外に逃亡した模様。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM12DXE0S2A710C2000000
中国の債務の罠だと言われるが、正直それが主体ではない。
(要因としては2割以下)
結局は独裁者の経営手腕が「下手くそ」なのだ。
「下手くそ」だから従業員の家が全部停電した様なものと言えよう。
さて、この独裁者、辞める直前に、何を求めたか?
あろうことか、プーチンロシア大統領に助けを求めた。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220707/k10013706161000.html
なぜこのような選択肢を採ったのだろう?
まず、国内(社内)には、独裁者を理解できる人はもう存在しない。
(イエスマンしか周囲に存在しない)
次に、IMF(第三者機関)に要請すれば、
ガバナンスだとか経営の透明性だとか、そもそも独裁を失いかねない。
結果、「外にいる独裁者」しか独裁者のことは理解できないのだ。
独裁者は確かに迅速な判断をする。
しかし、正直正しい独裁者はいない。と私は思う。
IMF、国連に参加している国でも、
上場している企業でも独裁者は存在し続ける。
今回やっと、民衆の抗議活動で
「可惜不是你」(邦訳:残念ながらあなたではない)
https://www.youtube.com/watch?v=k_l7FVsqUyM
となった。
一方で、
国内では預金封鎖により資産流出を抑制している大国の場合、
スリランカよりも遥かに狡猾な統制を行う。
まず、
健康バーコードにより、人民の位置などはリアルタイムに判明する。
結果、抗議運動に参加する人をレッドにして動けなくする。
https://www.sankei.com/article/20220615-UWB6JDHFOBIVXLOBOPTUBIICCQ/
それでも、当局が管理しきれず数千人単位で集まってしまった場合は、
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071101052&g=int
まず、強制排除。
次に、多数派を懐柔するための提案を行う。
報道によると8200億円相当の預金が毀損しているようだ。
https://www.asahi.com/articles/ASQ7C625YQ7CUHBI019.html
これに対し、当局は、「預金外の金融商品」という造語を定義し、
https://news.yahoo.co.jp/articles/b951e3296773b3d44204517edd11d3572fa07854
(元本が毀損するかもしれない商品との印象操作、
実際には`預金`という金融商品であった模様〜ふざけてますね〜)
5万元(約百万円)までの預金者には地方政府が立て替えると公表した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-12/REW00IT1UM1601
かの大国では、スリランカよりも人民の行動管理を行えている点と
地方政府の息がかかっているとはいえ、
首長ではなくあくまで銀行という法人が的になっていたから抑制できたのだろうか?
何れにせよ、明確な説明もなく、ガバナンスが効いているとは到底思えまい。
個人的には、
後から定義を変えたり、条件を追加して
くるありとあらゆる人物は
自然人・法人を問わず
「信用に値しない」と断じている。
契約書がない限り、簡単には行動できない。
