あるのかないのか、存在感 | イギリスはやっぱりマズい

あるのかないのか、存在感

 英国というのは難しいポジションにある国である。

 日本からすれば、やはり一番注目が集まる外国というと、当然アメリカだ。世界でその次くらいに大きな位置を占めているのはヨーロッパで、そこで一番大きな都市であるロンドンは英国にある。
 だけど、英国は地理的にはヨーロッパなのにイマイチ、ヨーロッパじゃない(感覚としては、アジアにあるのにアジアだと思ってない日本に似てる)。
 なぜかユーロにも入ってない(意外と忘れられているらしいけど事実である)。
 それに、今では中国(とかアジア諸国)の台頭が目覚しい。地理的にも経済的にも日本にとって無視できない国になっている。そのおかげで英国はますますかすむ。
 でも、やっぱり英国がいないとヨーロッパが成り立たないことを、否定する人は少ないだろう。

 存在感があるようでない国英国
 そこに住んで、そこのことを書くのもなかなか難しいものだ。
 「これは英国ですごく大きく取り上げられている、だから日本の人も知ってくれー!」とでしゃばっていいのか、そうでないのかよく分からないのである。

 そんな中途半端な国英国で文句なく日本、いや世界の注目度ナンバーワンなのは、一時期の人気は衰えたとはいえデービッド・ベッカム様、そしてイングランドのサッカー(イギリス英語ではfootballという)であろう。というわけで、仕方なくというわけでもないが最近英国のサッカーについて言及する機会が増えている。

 正直言って、サッカーは好きだけど詳しいとはとても言えない。サッカーを語ってよいかどうかの試金石として、最低限「オフサイドを正確に説明できる」というのがあるが、私はあまり自信がない。
 えらそうに書いちゃいるが、一皮むけば素人同然なので恥ずかしい事この上なし。でも、日本の人にも面白がってもらえる話を書こうとすると、どうしてもこのあたりに落ち着いてしまうのである。

 英国がもっと、いろんな意味で注目の集まる国だったら、もっと活躍のしがいもあるんだけどな…。

 あ、オーランド・ブルームも英国人ですよん。