第四人格
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これはリハビリテーション。
そう信じている。
だがそれに対抗してくる夜もある。
デストルドーを洗う時に石鹸も黒く汚れてしまって困り果てる。

胸の中心に違和感を感じる時、心臓の存在が解像度を上げたように意識される。

痛みが理屈を破綻させる。

明らかに弱体化している、認知の歪みの軌道を修正しなければならない。

簡単に手を伸ばす言葉たちがある、線をまたげと言っている。
わたしは黙ってる、すると怒りと同等の形相で「頑張れ」が襲ってくる。

手を掴んでも体重以外の質量によって強くなった重力に耐えきれず手を離すのが目に見える。

手は尽くしたと、自分は向き合ってきたと、心のどこかでは見捨てる気でいるのにそこに参加したことによって正当化したいみたいだ。

渇いた笑いが風と過ぎる。

怒りは大抵が最低な使い方になる。
取り除くことは絵の具に混ざった黒を消すぐらい難しく、不可能に近い。
俯くとそこには自分の影がある、この黒い奴と共存しなければならない。
最悪の悪臭が手を伸ばす。
いつもこいつと同化しないように気を付けている。

でも血が真っ黒に変色する時がある、まるでアメコミのクリーチャーのように、誰か別の人間の脳みそがダイブしたように、ヒリヒリと殺意が加算される。

きっかけは小さく、それでいて無視するのは深刻だ。

抗う、吐き出すのを堪えるたび、喉の奥で用意された刃物達が肉にあたって泣き出すように血が零れる。
硬質化するほど耐えている力がそのまま利用された時、敗北と遠ざかる世界が見える。

眼球にまで侵食した黒い心は神様に思えたものですら色を塗り変える。
色彩が反転しただけの世界で勝手に絶望している。

自分が撒いた種が自分を襲ってくる。
ただ怯えて、部屋の隅でアンティークのように動かず、この情けない存在をバレないようにしてる。

散らかった空き缶とビン、中途半端に整理整頓されない紙やらビニールやらが絶妙に足場を奪う層を作ってる。

この畑の創造主がこの部屋にいることに違和感が無さすぎる自分だ。
剃らないでいる髭とスウェット姿がよく似合っている。

ただ隅に適当に追いやって片付けた気でいる。
本質は何も変わっていない。

口の中で血の匂いが幽霊のように漂う。
噛み潰した錠剤と目の前の割れたコップがイメージさせる匂いだ。

拒絶されるに相応しくなっていくのを認められない。
何もしてはいけない気がする、黙秘する。
こんな存在をどうやって愛せばいいのか、しかめ面が見えて扉を閉める。

更新

最悪を更新している、これは分岐点なのか。
眩い憎悪を宿しながら、自分が果てしなくちっぽけだと知る。

怒りや喜びを吐き出してきた。
オレは無力ではないと、生きている、邪魔するやつはぶっとばすと。

でも殺意はどこにも使えない。

モーターのように絶叫し、血が出るほど叫んでも全くの無音だ。
いや、仮にそうでなくても、そんな力が残されているだろうか。

増え続ける何かと減り続ける何かを見ている。

金も脳も無い。
おまけに嫌悪感に囚われている。
自由を叫ぶ不自由を抱えている。

ぐにゃぐにゃになって目覚めた時、冷たい外気に晒され続けた鉄のような気持ちになってる。

これは悪い夢だ。

喜びや楽しみの隙間に必ず混沌はあって。
少しづつ、削るように何かを蝕んできた。
景色は一瞬で変わる、昨日のことなど嘘のように。
傷口が開いた夜、暗闇と共謀して迫ってくる謎の壁。

すべては夢ではない。

そのことが何よりも恐ろしく、この逃避を強制終了していく。
逃げ続けるためには戦わなくてはならない。
しかし握った拳で殴るのは自分の顔ぐらいだ。

恥じるべき自分がそこにいる。
それを嘲笑う大量の自分もいる。

全部に続きがあり、息をしているうちは続けられる。
だが白紙のページを燃やしてしまったらどうだろう。
自分に焼き殺される。

各ページには正論がたくさん書かれている。
その度にノートを閉じてナイフを刺す、赤黒い模様が広がっていく。
自分の罪を誰かの血で塗りつぶしていく。
そんな妄想をする。

もっとも黒い夜に憧れる。
それは救いようのない渇望だ。

愚か者は完成に向かっている。
そう思わざるを得ない。

INHEAVEN

壊れ方が無様でも自分を受け入れることができるのか

逃げてる先がただの深海なのかもしれない
全てを罪だと感じているし、罪を破壊したいとも思ってる
どんな納得できる合理的で優しい真実を知っても、透明の信仰に汚された精神は中々洗う事ができない、洗脳成功である

ワタシがはじまってもうなんか5万年経ったと思う知らんけど

全部シカトしてボタン押した
デストルドーを命に向けず持ち物に向けて減らした、このままどんどん削れて、最後裸になるのかな
その時ちゃんとアダムになって、燃えて消えちゃった聖書をもう一度創り直せるのかな

速度が上がってるのか下がってるのかもわからん
確かなことが何も無い、だって全部夢なのかも知れないし。

大量の感情に全くもって歯が立たない
いや、ただの堕落なのかもしれない
ぶち殺したはずの言葉が全く涼しい顔して5秒後に現れる
心の中はゾンビだらけ、過去が奴らに栄養を与えてる
この呪いを解きたい。

全てが終わるまでは全ては過程
だから失敗もただの筋書きでお前がした選択を正解にするのはお前次第

と、そんな正論わかっているが、描くのを辞めた漫画の主人公は停止したまま永遠を彷徨う
拳は全くグーを握ってない
数字がゼロになっても、ちゃんと1を足せるのか
確証がまるでない。

人生の編集と存在しているという責任を全うできるのか、重力は重い
それがあるのに何が楽しくていそいそと生涯働くんだ、天秤にかけた時に脳のプログラムに自分が選ばれるのかわからん
今ある残量を食い散らかしてはい終わりって、そんな想像誰でもすると思ってる

人がこわい
心臓を支配する虚弱な欲望が、ただ鋭く一方向に向かってる
邪悪に勝てることなんてあるのか?

知れるはずのない未来をカンニングしようとしてる

愚かな楽園、いや
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