採用試験前はとても、大変だった。
部活の指導もあったし、先輩教員からの地味な嫌がらせにあっていた(1つ1つは小さいけれどメンタルに来るタイプのもの)。
私は勤務時間を終えたら、授業準備と教材研究も兼ねて、採用試験の勉強をしていた。
毎日、忙しいけれど、Bは学校ですれ違うと声をかけてくれた。

「合格ですか。おめでとうございます(笑)」
Bは笑顔で、プレッシャーに感じないなごむ言い方をしていた。

「試験、まだですよ(笑)」
私はそんな返しをしていた。

毎度、学校ですれ違う度に声をかけてくるBとのそんなやりとりは嫌じゃなかった。
少し元気をくれるBに悪い感情は持っていなかった。