12/07 NEWSなど まとめ  | アリスのブログ ~羽生結弦選手と日々のこと~ 

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12/07の結弦くんのニュース♪


羽生結弦選手(人間科学部通信教育課程)フィギュアスケート・グランプリファイナルで優勝
フィギュアスケート・グランプリファイナルが12月5日、6日にマリンメッセ福岡で行われ、羽生結弦選手(人間科学部通信教育課程=東北高、ANA所属)が、初優勝しました。
羽生選手は、ショートプログラムで世界歴代最高の99.84点、フリーで世界第2位の193.41点と、自己ベストを大幅に更新する世界歴代2位の総合得点293.25点という高得点を叩き出し、グランプリファイナルを制覇しました。

http://waseda-sports.jp/news/32601/



フィギュアGPファイナル男子 羽生が初優勝

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フィギュアスケート男子の新エース、羽生結弦(ANA、宮城・東北高-早大)が6日、福岡市のマリンメッセ福岡で行われたグランプリ(GP)ファイナルで初優勝し、来年2月に開催されるソチ冬季五輪の代表入りに大きく前進した。

 7日が19歳の誕生日の羽生は五輪の前哨戦で世界歴代2位の合計293.25点をマーク。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)に勝ち、金メダル候補に名乗りを上げた。
 五輪代表は21日にさいたまスーパーアリーナで開幕する全日本選手権後に決まる。

<一番いい演技/羽生結弦の話>
 (チャンを破っての初優勝は)ちょっと実感がない。GPで(4回転)サルコーを決められず残念だったが、福岡で一番いい演技ができた。これをきっかけに、もっともっと強くなれるように頑張る。

◎羽生頂点、五輪へ前進 チャンとの対決制す

 高得点を告げるアナウンスに、「キス・アンド・クライ」で思わず首を振った。「こんな点数が出るとは思わなかった」。今季3度目となる世界王者チャンとの対戦。高い壁を乗り越えて頂点に立った。
 フリーは冒頭の4回転ジャンプ2本が鍵だが、最初に置いた難易度の高いサルコーで激しく転倒してしまう。「直前に滑ったチャンが高い点数を出していたのが少し重圧になった」。それでもこの失敗を引きずらなかったところに大きな成長の跡が見える。
 たけり叫ぶトランペットの音色に乗せた次のトーループはきっちりと成功。その後のジャンプも決め続け、ジャッジの高評価につなげた。
 「ちょっと悔しさは残ります」。GPシリーズ3戦とも4回転サルコーを決められなかったこと。最後はスタミナが切れてスピンに乱れが出たこと。「まだまだ気持ちが前に出てしまい、スケートがついていっていない」。あまり勝利の手応えは感じていないのかもしれない。課題を山ほど並べた。
 しかし、それも自分への要求が高いからこそ。7日が19歳の誕生日。18歳最後の日は、夢の五輪出場へ大きく前進した忘れられない一日となった。

<羽生結弦(はにゅう・ゆづる)>10年世界ジュニア選手権王者。11年ロシア杯でGP初優勝を果たし、初出場の12年世界選手権で銅メダル。昨季はGPファイナル2位、全日本選手権初優勝。カナダのトロントに練習拠点を置き、金〓児(韓国)をバンクーバー冬季五輪女王に導いたブライアン・オーサー氏に師事する。宮城・東北高出、早大1年、ANA。171センチ、56キロ。仙台市出身。7日の誕生日で19歳。


羽生ソチへ大前進!世界歴代2位で初V
2013年12月7日

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男子SP首位の羽生結弦(18)=ANA=が、フリーでも1位の193・41点をマーク。合計で世界歴代2位の293・25点で初優勝し、14年ソチ五輪代表へ大きく前進した。日本男子のGPファイナル制覇は、昨年の高橋大輔(関大大学院)に続いて2人目。世界王者のパトリック・チャン(カナダ)が2位。日本勢では織田信成(26)=関大大学院=が3位、町田樹(23)=関大=は4位だった。

 氷にひざまづくフィニッシュのまま、羽生は崩れ落ちた。息を整えながら立ち上がると、不満げに頭をかきむしった。GPファイナル初優勝に、18歳の若武者は精根尽き果てていた。
 4回転サルコウの転倒など、ミスはあった。演技終盤は疲労でフラフラだった。それでも、攻め抜いた魂の演技は人々の心を打った。フリー、合計点とも世界歴代2位で、世界選手権3連覇中のチャンを今季3度目の対戦で撃破した。

 日本男子2人目のGPファイナル制覇。この優勝で、ソチ五輪切符をほぼ手中にした。「条件はクリアしたと思う。大きな一歩」と、確信してうなずいた。

 子どものころのヒーローは、トリノ五輪金メダリストで“ロシアの皇帝”プルシェンコ。8歳の時にテレビで見た02年ソルトレークシティー五輪で圧倒的なジャンプ、感情をむき出しにするような表現力に心酔した。そして、初めて五輪に出たいと強く意識した。

中学生のころ、アイスショーで初共演した時には「僕のヒーローだと知っていたらしく、すごくカッコいいことばかり言っていた」と明かした。羨望(せんぼう)のまなざしを送っていた少年は、次代を担う選手になった。4度目の五輪を目指すプルシェンコは、五輪での最大のライバルに羽生の名前を挙げているという。

 絶対王者を撃破し、一躍金メダル候補へと躍り出た。7日で19歳になる。「正直、点に関しては出過ぎたと思う。もっと強くなりたい」。ソチ五輪で新たな“皇帝”となるだけの資質を、世界に見せつけた。
http://www.daily.co.jp/general/2013/12/07/2p_0006553328.shtml


羽生ファイナル初V ソチへ大きな自信

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル第2日は12月6日、マリンメッセ福岡で行われ、男子は前日のショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点を出して首位に立った羽生結弦(はにゅう・ゆづる、ANA)がフリーも1位となり、自己ベストを大幅に更新する合計293.25点で初優勝した。日本男子のファイナル制覇は昨季の高橋大輔(関大大学院)に続いて2人目。羽生はソチ冬季五輪の代表入りに大きく前進した。

 世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)が280.08点で2位となり、SP3位の織田信成(関大大学院)は255.96点で3位、SP6位の町田樹(関大)は236.03点で4位だった。ファイナルにはGPシリーズ6戦の上位6人が出場。女子SPトップの浅田真央(中京大)は7日のフリーで2連覇を狙う。

 「(4回転)サルコーを決められず残念だったが、福岡で一番いい演技ができた。これをきっかけに、もっともっと強くなれるように頑張る」

 7日に19歳の誕生日を迎える羽生は、ファイナル初制覇に笑顔を弾けさせた。

 今季GPシリーズでスケートカナダ、フランス杯と2度とも敗れた王者チャンを3度目の正直で破ったことには、「ちょっと実感がない」と照れた。

ファイナル前に、チャンについて聞かれた羽生は、「自分の演技に集中できるかが課題」と話した。シリーズの2戦でチャンを意識し過ぎて空回りしたが、自分を冷静に分析することを心掛け、その言葉通りの演技で、前夜のSPでは世界歴代最高の99.84点をマークし、チャンを上回った。

 そして迎えたこの日のフリー。「ロミオとジュリエット」は、仙台出身の羽生が東日本大震災後の2011~12年シーズンに演じた思い入れのあるプログラムだ。最終滑走の重圧にも気持ちが揺れることはなかった。

 GPファイナルは、ソチ五輪のいわば前哨戦。ここで勝った意味は大きい。激戦のソチ五輪代表の座をほぼ手中に収めただけでなく、3週間前のフランス杯で約31点離され、遠ざかったチャンの背中を引き戻した。ソチ五輪本番での、ジャッジの印象も変わってくる。

 「18歳最後の日にフリーを滑れる幸せをかみしめてやりたい」と話していた羽生は、ソチに向け大きな自信をつかんだ。

■はにゅう・ゆづる 2010年世界ジュニア選手権王者。11年ロシア杯でGP初優勝を果たし、初出場の12年世界選手権で銅メダル。昨季はGPファイナル2位、全日本選手権初優勝。カナダのトロントに練習拠点を置き、金?児(キム・ヨナ、韓国)をバンクーバー冬季五輪女王に導いたブライアン・オーサー氏に師事する。宮城・東北高出、早大1年、ANA。171センチ、56キロ。仙台市出身。12月7日の誕生日で19歳。

 ■フィギュアスケートの五輪代表選考 日本の出場枠は男女とも3で、全日本選手権(12月21~23日・さいたまスーパーアリーナ)優勝者が最優先で代表入りする。2人目を全日本の2位と3位、GPファイナルの日本人最上位メダリストから選考する。ここで漏れた選手と、全日本終了時の世界ランキング、国際スケート連盟(ISU)公認のシーズン最高得点でいずれも日本勢トップ3の候補から3人目を選ぶ。
http://www.sankeibiz.jp/express/news/131207/exe1312070730000-n1.htm



羽生、世界歴代2位でソチへ名乗り! 2013.12.07

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(6日、福岡市・マリンメッセ福岡)で世界歴代2位の合計293・25点をマークし、初優勝した羽生結弦(ANA)。日本男子の新エースとして、来年2月に開催されるソチ冬季五輪の代表入りに大きく前進、金メダル候補に名乗りを上げた。

 7日が19歳の誕生日。18歳の最後の滑りで、今季GPシリーズで2戦とも大敗している王者、パトリック・チャン(カナダ)を破った。自己ベストを28・96点も更新し、チャンの世界歴代最高(295・27点)に2・02点と迫った。

 大混戦の五輪代表争いで一気に抜け出し「ソチへの大きな一歩。僕としては条件を満たしていると思う」。五輪で採点するジャッジが集まった前哨戦世界歴代2位の合計得点をたたき出し、存在感を強烈にアピールできたことも大きい。

 「この大会はこの大会、ソチはソチ」と羽生。五輪代表は21日にさいたまスーパーアリーナで開幕する全日本選手権後に決まる。


羽生金!王者チャンに勝った

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 羽生結弦(19=ANA)がGPファイナル初制覇を飾った。世界歴代最高点で首位発進したショートプログラム(SP)から、フリーは193・41点の合計293・25点でともに世界歴代2位とし、自己ベストも更新。昨年の高橋大輔に続く日本人2人目の覇者になった。今季2戦2敗だった世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)にも勝利。ソチ五輪最終選考会の全日本選手権(21~23日、埼玉)へ、大きな自信を手にした。

 聞きたくなくても聞こえてくる大歓声と、得点発表。直前のチャンの演技に沸く会場に「ミスなかったんだなと。日本語のアナウンスだったので聞き取れてしまって…」と緊張が走る。追い上げられる重圧を感じ、リンクに足を踏み入れた羽生。頭をよぎったのは、普段からの覚悟だった。「いつか、こういう演技の後で良い演技をしなければいけない時は来る」。

 絶対王者を超えるために、ひるむわけにはいかない。「若干ペースが乱れた」と冒頭の4回転サルコーで派手に転倒したが、折れない。「頑張れば何とかなる」。自分を信じた。続く4回転トーループ。力強い回転を氷上に刻む。「少し安心した」。必死に足を動かす。「本当に疲れた。こんな体力なかったかな」。最後のスピンはよろけ、演技後は激しく肩で息をして立ち上がれない。それでも、「良い演技」はかなった。

 耳から入る情報に反応する。チャンとの出会いも同じだった。10年11月、GPシリーズのロシア杯。公式練習で未知の「音」を聞いた。世界一と言われるチャンが響かせた音。「エッジをあんなに深く倒せるんだ」。スケート人生で最大の衝撃を受けた。

 エッジとはブレード(刃)の先端。数ミリの厚みがあり、実際は板だ。一般レベルの選手はその全面を使う滑りが多いが、トップ選手はその角度を倒して線に近づける。摩擦が減り、スピード感が増し、音は静かになる。その最高峰がチャン。世界一深くエッジを倒し続けられる。羽生はジャンプを跳ぶのも忘れて見入った。「どうすればああなれるんだろう」。

 その答えがカナダへの移住だった。チャンが10代まで育ったクリケットクラブを去年4月から拠点にした。あの音に近づくため、そしていつか超えるため。そして1年半。「だいぶ滑るようになった」。この日のフリー、スケート技術などを示す演技構成点はすべて9点台。成果はチャンを倒したことが物語っていた。

 この優勝でソチ五輪出場枠を争う日本男子の中で優位に立った。「条件はクリアしたと思っている。次の試合につなげられた」と最終選考会となる全日本選手権に備える。今日7日が誕生日で「やっと18歳が終わるんだな。ちょっとホッとします」。18歳最後の日は、19歳でのさらなる栄冠へとつながる意義ある日となった。
http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20131207-1228155.html



~スポーツライターの野口美恵さんの大会レポートより~
男子は羽生の独壇場 ショートは世界記録、フリーは自己記録達成

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「グランプリファイナル2013」が12月5~8日、福岡市のマリンメッセ福岡で行われ、男子は羽生結弦が293.25点で初優勝を決めた。世界王者のパトリック・チャン(カナダ)は280.08点で2位、織田信成が3位と健闘、町田樹も4位につけた。各選手とも五輪に向けて、自分の位置を確認するための重要な一戦となった。

~結弦くんの部分だけ抜粋~

羽生がショート世界新
「自分を分析し、自分だけに集中」
ショートは、ミスなく演技したのは羽生のみ、という波乱の展開だった。
「今回は自分のことを分析しきれている。落ち着いているし、自分のことだけに集中している」という羽生。シーズン前半のスケートカナダで「パトリックに勝ちたい」と意識しすぎてミスを連発したため、気持ちを自分だけに集中させることが今回のテーマだったのだ。
すると本番は完全に自分の世界に集中。4回転トウループを成功させると、最後まで1つ1つの動きに勢いがある演技を披露した。お馴染みとなったランジというしゃがむポーズも、去年よりアレンジを加えてさらに格好つけてジャッジにアピール。99.84点のワールドレコードを叩き出した。
「点数はびっくりです。音楽が流れると、ただいつも通り1つ1つやるべき事をやりました。今日は今日で喜んで、でも頭から切り離さないといけない」と気を抜かず、笑顔少なに答えた。


羽生は初優勝も笑顔少なに「勝ち負けより自分の成長を重視」
翌日のフリーは一転、全選手が実力を発揮するハイレベルな戦いとなった。
羽生は冒頭の4回転サルコウで転倒したものの、続く4回転トウループ以降すべてのジャンプをクリーンに成功。特に後半のトリプルアクセル+3回転トウループは、まるで宙に浮いたかのように余裕がある、美しい飛躍だった。表現面も、「ロミオとジュリエット」のメロディに誘発されるように、訴えかけるような感情が全身からあふれ出る。フリーは193.41点、総合293.25点での圧勝。特に、フリーの技術点は102.03点と、自身初の100点超えも達成した。
「今回の試合は、勝ち負けよりも自分がどれだけ成長できるかを重視していました。サルコウの転倒のあとトウループを成功できて、今季の悪いパターンから脱したのが良かった」と羽生。グランプリファイナル初優勝にも気を許すまいと、冷静さを保とうとしている様子だった。

http://web.canon.jp/event/skating/info/placeReport5_vol1.html



羽生のコーチ、オーサー氏「成熟ぶりをはっきりと示した」
バンクーバー五輪金メダリストのキム・ヨナを育て、現在は羽生を指導するブライアン・オーサー氏は「成長の過程はいつもゆっくり。だが、この大会で成熟ぶりをはっきりと示した」と第一人者チャンを破っての優勝を手放しで褒めた。

 「今回のSPはマジックに近かったけど、フリーはそこまではいってない。結弦は闘争心を持っているし、本当のマジックを起こすのはこれからだ」とソチ五輪での活躍に太鼓判を押した。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/12/07/kiji/K20131207007151840.html

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羽生 拠点カナダに移し「物凄くナチュラルに成長できた」
【羽生と一問一答】

 ――演技を振り返って

 「僕自身の中では悔しさが残る。(今大会は)ホントにたくさんの点をいただいた。ちょっと出過ぎたと思う」

 ――世界王者のチャンに勝った

 「実感としてはない。パトリック選手(チャン)とどうとか、勝敗とか考えていなかった。ただ一生懸命、スケートを楽しもうというのがテーマだった」

 ――昨季からカナダに拠点を移した

 「大きな変化だし、言葉の壁も大きかった。今季はスタートラインが違う。物凄くナチュラルに成長できた」




羽生「大きな一歩」“絶対王者”チャンに完勝V!ソチ予行だ!

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五輪代表どころか金メダルが見えた。男子フリーで羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が1位の193・41点をマーク。合計を世界歴代2位で自己ベストの293・25点とし、世界選手権3連覇パトリック・チャン(22=カナダ)に13・17点差をつけて初優勝を飾った。日本人最上位メダリストとなり、ソチ五輪代表入りに大きく前進。織田信成(26=関大大学院)は255・96点で銅メダル、町田樹(たつき、23=関大)は236・03点で4位だった。

 大歓声とともに「ロミオとジュリエット」の旋律が終わる。右手を氷についてフィニッシュした羽生は、しばらく立ち上がれない。死力を尽くしたフリー。苦笑いで頭をかいた若武者は、得点を見ると首を振った。「あの点が出るとは思わなかった。正直、ちょっと違うかな、と」。フリーの193・41点、合計293・25点はともに世界歴代2位。「この点にふさわしい演技ができるように、もっと頑張る」。満足感と悔しさが交錯する戴冠劇だった。

 直前に滑ったチャンが好演技だったことは大歓声と日本語のアナウンスで知っていた。「ちょっとプレッシャーだったけど、こういう雰囲気の後にいい演技をしないと」。冒頭の4回転サルコーで激しく転倒したが気持ちを切り替えた。「助走なしでも跳べる」と自信のある4回転トーループを完璧に成功。最後のスピンは最低評価のレベル1だったが、表現力を示す5項目の演技点は全て9点台を叩き出した。

 体は細身に映るが、ソチ五輪シーズンとなる今季に向け、肉体改造に取り組んできた。昨季まで「体力もないし、疲れてくると姿勢が気になる」と不安を抱えていたが、今は違う。体幹トレーニングで腹筋、背筋を鍛えるだけでなく下半身も強化。「脚もだんだん太くなっている」。昨季より体重は約800グラム軽くなったが、逆に筋肉量は増えた。この日は「疲れた。これだけ動かないのは久しぶり」と反省したが、中性的なルックスからは想像不可能な鋼の肉体を手に入れつつある。

 ファイナルを制し、ソチ五輪代表争いで前進しただけでなく、本番の金メダルすら視界に捉えた。「大きな一歩だと思う」。21日開幕の全日本選手権でよほどのアクシデントがない限り、代表入りは決定的だ。7日が19歳の誕生日。18歳ラスト演技は無限のポテンシャルを示した。「やっと18歳が終わった!次の1年、もっといい点が出るように、もっといい演技ができるように頑張りたい。今回のフリーは(スケートが)滑らなかったんで、もっとしごかなきゃ」。黄金の輝きを帯びる、10代ラストイヤーが始まった。

 ▽ソチ五輪への道 男女ともに日本の枠は3。最終選考会は21日開幕の全日本選手権(埼玉)で、優勝者は代表に決定。2人目はGPファイナル日本人最上位メダリストと全日本の2、3位選手の中から選考。2人目の選考から漏れた選手と、世界ランク日本人上位3人、国際大会のベストスコア日本人上位3人の中から3人目の代表を選考する。


ロシア報道「転倒さえも羽生結弦のグランプリ・ファイナル優勝を妨げることはなかった」 &実況大興奮2
ロシア語解説「本物の戦士、光り輝く優勝、ファイナルの英雄だ。チャンに勝てるのは大輔だけじゃない。練習にどれだけの力を使っているのか、外にいる人には想像もつかない」
http://moscowm.blog61.fc2.com/blog-entry-207.html
※ロシア語の記事を翻訳して下さっています


羽生結弦、2つ半の功績
http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/38762/
アナスタシヤ・ジヤチェンコ

~翻訳記事から引用~
グランプリ・ファイナル
もしスポーツでの偉業を「功績」と呼べるのなら、19歳の日本人、羽生結弦は、福岡でそれを少なくとも2つ敢行した。

1つ目は、ショートでこれまで3度の世界チャンピオンであるパトリック・チャンが持っていた空前の世界記録を更新したことだ(99.84)。2つ目は、フリーで4回転を転倒しながらも、クリーンに滑ったチャンを技術点で約5点上回ったことだ(193.41、合計で293.25対280.08)。

実は、羽生は3つ目の功績にも値する。ショートの演技で、100点の境界を超える世界で最初のスケーターとなることに近づいていた。結弦はこのハードルにたった0.16点足りなかったが、非常に腹立たしく不公平に思われる。

翻訳記事は↓
http://moscowm.blog61.fc2.com/blog-entry-208.html




~元フィギュアスケーター 中庭健介さんのコラムです~
プリンス羽生結弦がその先に見るもの 2013.12.7

まず最初に今回出場した6人の選手に拍手を送りたい。本当に全員の演技が素晴らしかった。私の地元である福岡の子供たちに、これだけ素晴らしいものを見せてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

自己ベストを更新して優勝した羽生選手が、チャン選手に勝った要因は芸術点をしっかり取れたことにある。グランプリシリーズ初戦となったスケートカナダから、芸術点だけでショートとフリーで15点くらい上げてきている。これに尽きると思う。

冒頭の4回転サルコウジャンプを失敗し、転倒という大きなミスをしたが、その後は全く危なげない出来で最後までいけた。

私がすごいと感じたのは、直前の6分間滑走だ。フリーで羽生選手は2種類の4回転ジャンプがある。トリプルアクセルがあって、トリプルジャンプ全種類入っている選手が、残り1分で余裕をもってスケーティングの練習をしていた。

普通の選手は6分間でギリギリ終わるか終らないかぐらいの内容である。それを5分間で全部終えて、残り1分は余裕をもってスケーティングの確認まで出来る。羽生選手のジャンプに対する絶対的な自信が、かなり高いレベルまできていることを感じた。

4回転ジャンプを含めて、これだけ色々難しいジャンプを当たり前に出来ている選手は過去にいなかったのではと思う。失敗の想像が出来ないくらいだ。それくらいまで4回転トゥーループジャンプまでの技術が体に染み込んでいる。だからこそおそらく、しっかり芸術点を伸ばす練習を積んでこれたのではないかと思う。それが発揮出来た素晴らしい演技だった。

3位になった織田選手は、あたまの4回転ジャンプをショートと同じく失敗してしまった。だが、NHK杯の時と同様のミスをせずに、失敗した後はしっかり成功させた。さらに4回転3回転にしてコンビネーションの数もきっちり3つ、3連続のコンビネーションも入った。

これまで、ミスをしてコンビネーションが多かったり、逆にコンビネーションがなかったりという不安定さがあったが、そういうことがきちんと計算されて、技術点は非常に高い91点。なによりもトリプルジャンプの安定性と、うつくしい流れが健在で、4回転ジャンプを含めて成功したジャンプに全て加点がついた。

この「ウイリアム・テル」という曲は織田選手にぴったりだと改めて感じた。観客と一体となり、最後の軽快なところは観客が自然に手拍子を送っている。織田選手の軽快な動きが伝わってきて非常に良かった。

ショート6位の町田選手は、フリーで奮闘し、4位まで巻き返した。フリーでは一番滑走となったが、演技は素晴らしかった。

普通の選手ならば、あのショートの次の日ではなかなか気持ちが拭えない。町田選手はショートで引っ張ってきた選手。ショートを完璧にこなして、その勢いでフリーもこなしたと言われてきたし、そういう見方をされていた。そういった意味で、今回のフリーはどうなるか注目していたが、見事な演技だった。ショートがもったいないと感じた。

町田選手が選手としての格が上がったところを証明した。終始集中していて、ショートをいい意味で忘れていたようだった。ショートはショート、フリーはフリーでやるのだという、気持ちが切り替わっているところが、非常に印象深かった。

あたまの4回転2発を決めて、あとも乱れはなかった。技術的にいえば、コンビネーションでうしろのジャンプに3回転をつけられず、3回転3回転のジャンプがなかったことが唯一のミスだった。それでも第一滑走からオール・スタンディングオベーションにふさわしい演技だったし、すごくいい流れを作った。町田選手の流れが、あとの選手につながり、素晴らしい試合だった。

改めて記述する。素晴らしい演技を見せてくれた6人の選手全員に感謝したい。



羽生「出過ぎ」世界歴代2位でGPファイナル初V

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男子フリーの演技を終え、照れ笑いする羽生結弦

 ◆フィギュアスケート GPファイナル第2日(6日・マリンメッセ福岡) 男子フリーを行い、昨年銀の羽生結弦(19)=ANA=が、自己ベストを約30点近く大幅に更新する世界歴代2位の総合得点293・25点で初優勝した。日本男子では昨季の高橋大輔(27)=関大大学院=に続いて2人目。首位だった前日のショートプログラム(SP)の世界歴代最高点に続き、1位となったフリーでも約16点増の自己最高で世界2位記録をマーク。ソチ五輪での自身初の代表切符に王手をかけた。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(22)=カナダ=は2位だった。

 羽生は、演技終了後に精根尽き果てたようにリンクに崩れ落ちた。息も絶え絶えに得点を待つ。飛び出した点数は「率直にびっくり。きのう(のSP)もそんな感じ。ちょっと出過ぎかな」。またも絶句の超ハイスコアだ。フリーも総合得点も1位で、昨年銀獲得のこの大会での自己最高を更新する完全Vだった。

 演技後に「悔しさが残る」ともらしたフリー。冒頭の4回転サルコージャンプは転倒して1点減点。最後のスピンも微妙によろけたが、基礎点が1・1倍になる後半のジャンプ5連発をきっちり決め、ドカンと点数を伸ばした。満足いかない演技だが、18歳最後の日にGPファイナル王者の称号をゲットした。

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表彰台で笑顔を見せる左からチャン、羽生、織田

五輪代表の選考基準を満たす「日本人最上位のメダリスト」になり、大混戦から一気に抜け出した。「大きな一歩。これでソチは決まったことになりつつある」と五輪ロードもはっきり見えた。さらに世界王者のチャンを今季3度目の正直で撃破。「ただただ一生懸命だった」と話したが、10月のGP初戦で27・23点差をつけられた王者に今季初黒星をつけ、金メダルも視界に入ってきた。

 高校生だった昨年、初制覇した全日本選手権(21日開幕・さいたまスーパーアリーナ)は五輪代表最終選考会。「しっかりと滑る」。2連覇を決め、日本のエースの称号もつかみにいく。

 ◆羽生 結弦(はにゅう・ゆづる)1994年12月7日、仙台市生まれ。19歳。10年世界ジュニア選手権王者。11年ロシア杯でGP初優勝を果たし、初出場の12年世界選手権で銅メダル。昨季はGPファイナル2位、全日本選手権初優勝。宮城・東北高から早大に進学。カナダのトロントに練習拠点を置き、金妍兒(韓国)をバンクーバー五輪女王に導いたブライアン・オーサー氏に師事する。171センチ、56キロ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20131207-OHT1T00034.htm



羽生初V、ソチ最有力 フィギュアスケート

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル第2日は6日、マリンメッセ福岡で行われ、男子は前日のショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点を出して首位に立った羽生結弦(はにゅう・ゆづる=ANA)がフリーも1位となり、合計293・25点で初優勝した。自己ベストを28・96点も更新し、パトリック・チャン(カナダ)の世界歴代最高に2・02点と迫った。
 日本男子のファイナル制覇は昨季の高橋大輔(関大大学院)に続いて2人目。羽生はソチ冬季五輪の代表入りに大きく前進した。
 世界選手権3連覇中のチャンが280・08点で2位となり、SP3位の織田信成(関大大学院)は255・96点で3位、SP6位の町田樹(たつき=関大)は236・03点で4位だった。
 ファイナルにはGPシリーズ6戦の上位6人が出場。女子の浅田真央(中京大)は7日のフリーで2連覇を狙う。
 ▽男子 (1)羽生結弦(ANA)293・25点(ショートプログラム99・84、フリー193・41)(2)チャン(カナダ)280・08点(87・47、192・61)(3)織田信成(関大大学院)255・96点(80・94、175・02)(4)町田樹(関大)236・03点(65・66、170・37)
◆世界歴代2位293・25点
 羽生は3年連続世界王者のチャンを意識し続けてきた。今季のGPシリーズは2戦とも敗れ「どれくらい差があるか、脳の中で無意識に分析してしまう」。ところが今大会は違った。「一生懸命やることだけを考えた」。思いの全てを自分の演技に向けた結果がSP、フリーとも上回っての初優勝につながった。
 直前に滑ったライバルへの声援を耳にしながらリンクへ。課題とする冒頭の4回転サルコーで転倒したが、立ち上がってから違いを見せた。続く4回転トーループは「どんなポジションでも跳べるはず」と雑念を断ち切り、感覚に身を委ねた跳躍をきれいに決めた。
 全力を振り絞る滑りが持ち味。SPで世界歴代最高得点を記録した勢いに、無心で取り戻した思い切りも。最後のスピンでバランスを崩し、演技後はしゃがみ込んでしばらく立ち上がれないほどの滑りで「ロミオとジュリエット」の情熱的な世界を演じ上げた。
 ソチ五輪の代表入りに大きく前進した。「条件はクリアしたと思う。リラックスして次の試合に臨める」。前向きな言葉も気持ちの充実ぶりを伝える。
 滑りには納得しておらず、会場内での優勝インタビューではまず「悔しいのが本音です」。チャンへの意識も「勝ち負けよりも、どれだけ成長できるか、どんな経験ができるかなので」。世界王者に快勝しても浮かれない。とことん自分を見詰めた先に、羽生はソチの頂へと続く道を探している。


フィギュア:ソチ近づく初優勝 「一生懸命」の羽生

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 ◇フィギュアスケート・グランプリファイナル(6日、福岡市のマリンメッセ福岡)
 SP、フリーとも自己最高を更新する世界歴代2位の合計293.25点でファイナル初優勝を果たした羽生結弦(ゆづる)=ANA=。

 「一生懸命」とはあまりにも日常で多用され、言葉の重みを感じる場面があまりないが、「今回はとにかく一生懸命やることだけを考えた」というこの日のフリーは、額面通りの演技だった。

 最後のスピンどころか、決めのポーズまでふらついた。銀盤から歯を食いしばって立ち上がり、不満だったのか頭をかいた羽生は「僕の中ではあの点数はちょっと違うかなと思ったが、『期待点』として受け取り、これからも頑張りたい」と語った。

 「考え過ぎた」という冒頭の4回転サルコウは尻餅をついて失敗。「とにかく一生懸命やろう」と切り替えた4回転トーループは鮮やかに決まり、流れに乗った。

 出来栄えで減点されたのは冒頭のジャンプだけで、技術面を表す総要素点は唯一の100点超。「SPが良かったからフリーにつながった」というプログラム構成点も全項目9点台と充実した。

 今季2敗だったチャンにやっと勝利。だが、「この大会はこの大会だし、ソチ(五輪)はソチ」と意識せず、「勝ち負けよりも、自分がどう成長しているかを重視している」と心に波風も立てない。

 新王者となり、ソチ五輪代表にもぐっと近づいた。7日は19歳の誕生日。ソチでは、もっと大きなプレゼントを夢見ている。


羽生初優勝、ソチ見えた 技術点は歴代最高102.03

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(6日、フィギュアスケートGPファイナル男子フリー)

 【後藤太輔】きれいで、伸びのあるトリプルアクセル(3回転半)からの連続ジャンプを羽生が2度決めた。体力的に苦しくなる後半、しかも、複雑なステップから跳んだ。出来栄え点で大きく加算される質の高さだった。

 技術点の102・03点は世界歴代最高を記録した。冒頭の4回転サルコーは転倒。最後のスピンもレベル1になるミスがあった。それを補ってあまりある後半のジャンプ。「転倒後でも、アクセルをしっかりできた」と自賛した。

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http://www.asahi.com/articles/TKY201312060474.html



Kiss&Cry Worldより~
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ISU Grand Prix of Figure Skating Final 2013/2014

羽生結弦、パトリック・チャンを抑え優勝。
ソチへ前進!!

得点は、合計293・25
オリンピックでは300点超えの戦いになるのでしょうか。

本日は、アイスダンスフリーダンス・ペアフリースケーティング。
そして注目の女子フリーが行われます!!


International Figure Skatingさんより~

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Yuzuru Hanyu has every golden reason to be one happy guy.


lumo-skate.comより~


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やったよプーさん
得点発表後にプーさんと健闘をたたえて握手する羽生選手(上)、ファンの祝福の言葉に答える羽生選手。