【眠れる男の横に】
その男は、すやすや眠っている。羨ましいんじゃ、ぼけ!彼女の心の中は眠りたい、あーこいつ、羨ましい、そのためには早く定職につきたい、と忙しかった。彼女は眠れない時間をブログを書いて過ごした。
その時だった。
彼女の肢体がどんどん変化していく。
カサカサの頬は薔薇色に輝き、
唇の端が赤く痛そうだったのにどんどん潤っていった。
その他もまるで、プリンセス様のように輝き、美しくなっていった。
そして、下着しか身につけてなかった身体にはこの世のものとは思えないドレスを纏っていた。
彼女はあ、これ夢だ。と思いながらも、嬉しくて飛び上がった。マリオパーティーのマリオがWINの時みたいになった。
終わり。…たいけど

終わりたいけど
もったいない
私にも終わりが来たとしても
もったいないと思うのだろうか
いや
風になれてよかったと思える
きっと

ポエマー星人現る