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双子座上弦の月 好きなことがありますか? 2026年2月24日
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その店の看板は
とても小さい。
角を曲がったところに
そっと光が灯っている小さなカフェ。
扉を開けると
カラン、と乾いた音。
「いらっしゃい」
白いシャツの店主の声は
柔らかい。
「今日は、少し迷っている顔ですね」
あなたは椅子に腰かける。
迷っている、というより
そわそわしている。
動きたいのに
どちらへ行けばいいのか
わからない。
そんな夜。
「今夜は双子座上弦の月です」
店主は
月を半分にしたようなクッキーを
そっと皿に置いた
「半分は、もう決めている。
もう半分が、迷っている」
カップに注がれたカプチーノは、
ふわふわと泡立っている。
ひと口含むと
胸の奥がふわりとほどけていく。
「好きなことがありますね?」
不意に言われて、
あなたは少し笑う。
あります、とても。
でも
これでいいのか。
役に立つのか。
そんな言葉が
頭の中で
ざわざわしている。
店主は窓の外を見る。
「今夜の月は双子座。
迷うのは
悪いことではありません。
迷うのは
動いている証拠です」
棚から小さな瓶を取り出す。
ラベルには、ひとこと。
「道草」?
「まっすぐ進む人より、
寄り道する人の方が
物語を持つものです」
外では
風が変わり始めている。
あなたの胸も
少しだけ軽くなる。
「半分決めているなら、
もう半分は
走りながら考えればいい」
店主はそう言って
「道草」の瓶から
小さな紙を渡す。
そこには、たった一行。
「安全だけの道よりも、
危ういけどトキメキを」
顔を上げると
誰もいない。
棚の「道草」の瓶もない。
目を下に落とすと
小さな紙もない。
あるのは
窓の外の月と
ほんの少し速くなった鼓動。
飲み終わった
カプチーノのカップ。
会計をしに行くと
さっきの店主とは違う人。
扉を押して外に出る。
あの店主は
迷いながら動く夜にだけ
現れるのだ、たぶん。
+++++
今回の上弦の月は
迷いながらも進むタイミング
心はあちこち
揺れるかもしれません
でも
ときめいたこと
心が動いたこと
少し怖いけど気になること
それらは偶然ではないのです
好きなことを
もう一段、本気で
未来は
静かに分岐しています
同じ双子座上弦の月
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