宇宙戦艦ヤマト2199の最初の場面では、冥王星空域での地球艦隊とガミラス艦隊の海戦(宙戦?)が描かれています。
沖田「全艦戦闘配備、砲雷撃戦用意!」
キリシマ通信員「敵艦隊より入電、『地球艦隊に告ぐ、直ちに降伏せよ』、返信どうしますか?」
沖田「バカメと言ってやれ!」
キリシマ通信員「はあ?」
沖田「バカメだ!」
キリシマ通信員「はい」
この場面は宇宙戦艦ヤマトのオリジナルではなく、歴史的に有名な2つの場面を思い出させます。
まず、1815年6月18日、ワーテルローの戦いでイギリス軍に包囲されたナポレオンの親衛隊指揮官・ピエール・カンブロンヌ子爵がイギリス軍の降伏勧告に対して「Nuts(糞ったれ)!」と言って勧告を拒否した場面です。この戦いでピエール・カンブロンヌ子爵の指揮下の親衛隊は壊滅しましたが、彼自身は至近距離で弾丸を受け失神しているところを捕虜になり生き残ります。しかしながら、彼は、勇敢な将軍として戦史に名を残します。
次に、1944年12月のドイツ軍最後の反撃(バルジの戦い)の最中に、ドイツの将軍ハッソ・フォン・マントイフェルは第XLVII 装甲軍団にバストーニュ(ベルギー)を攻撃させます。その時、アメリカの第101空挺師団は、バストーニュでドイツ軍に包囲されます。ドイツ第XLVII 装甲軍団司令官リュトヴィッツは、バストーニュを防衛するアメリカ軍に降伏勧告を送りましたが、第101空挺師団長代理アンソニー・マコーリフ准将は、「NUTS!」と言って降伏勧告を一蹴します。結局、第101空挺師団は、ジョージ・パットンの第三軍によって解放されます。ちなみに、アンソニー・マコーリフ准将は、ワーテルローの戦いでピエール・カンブロンヌ子爵が使った言葉を知っており意識して「NUTS!」を使ったと言われています。