星組&雪組について書いたので、その勢いでこちらの記事も記しておきます。
9月初旬の観劇でした。生の観劇は何ヵ月ぶりかな。
1つずつ空けての座席は見やすかったけど、採算は心配になりました。
さて、亡き柴田侑宏先生の「炎のボレロ」。
星組での上演は1988年だったそうです。
私はテレビで放映されたのを知人からビデオ借りて見ました。
何度も繰り返し見たというわけではなかったけれど、記憶に刷り込まれていました。ああ、懐かしい。
日向薫さんのお披露目のために書かれた作品。
トップコンビと二番目コンビがはっきり設定されていて、紫苑ゆうさんのファンにとっても、本当に特別な作品。ジェラール、ほんまにかっこよかったなあ。シギちゃんのモニカも美しくて素敵でした。
思い入れのある作品の再演は楽しみと怖さが入り交じるものですが、今回は、観終わってなんとかほっとできた、というのが正直なところ。
アルベルトの彩風さんはとにかく長ーいおみ足の超絶スタイル。
アルベルトの人の良さと、元はおぼっちゃんという育ちの良さがうまくはまっていました。
ジェラールの朝美さん。シメさんのジェラールとは別物(当たり前)でして、こちらはこちらでシャープな味わいが良かったんだろな。
つい比べてしまうけれど、シメさんジェラールは、青い炎メラメラしてたので、朝美さん、もっとメラメラでも良かったなと思いました。
それに、残念なことにモニカ役の人と合っていると、思えなかったんですよ。
モニカ役の人、髪型のせいか(前髪はないほうが良かったのでは?)、子どもっぽく見えてしまって、それでキャンキャン言ってるので(それが可愛らしくけなげに見えなければ…)、私には魅力的に見えず。
ジェラールがモニカを愛しいと思う気持ちが感じられなかったんです。
モニカって難しいんやなと改めて思いました。
カテリーナ役の潤花さん。組替えなんですね。
ということは注目の娘役ってことですよね?
よくわからなかったなあ。
お歌が…なので、宮廷で突然アリアを歌い出すシーンが生きなくて。まあ、歌姫南風さんへの当て書きの役なので仕方ないけれど。
終盤、婚約者ローランがカテリーナに別れを告げての去り際に、「そうそう、あなたが歌ったあのフィガロ!素晴らしかったですよ」とカテリーナに話す台詞もカットされていました。あの台詞好きなのになあ。あれでローランの賢さと悲しみが余韻として残るというもの…。でも素晴らしかったですよ!とはお世辞にも言えず。
お芝居もショーも、みなさん歌が弱いのが気になりました。
普段の雪組だと、だいもん&まあやコンビで気にならないのに、二人がいないとこうなるかと。
特に娘役不足は深刻だと感じました。
私の観劇が年々減っていて、下級生がますます分からないので、あまり言えませんが。
新人の音彩唯さんが今後どんな風に活躍するか、楽しみです。
振り返って思うに、柴田先生の当て書き(宛書き?)の妙。やはりすごい。生徒の持ち味を生かし、さらに、こんな部分を引き出したいという情熱と眼力。
柴田作品の再演は、オールドファンにはたしかに嬉しいですが、こんな風に作品を書いてくれる先生が次々出てきてくださることを願っています。