ヘラルド・“タタ”・マルティーノは、リーガ第36節カンプ・ノウにヘタフェCFを迎えてのゲームに向けてトップチームから18選手を招集した。
La lista:
13 Pinto, 25 Oier Olazábal;
2 Montoya, 14 Mascherano, 15 Bartra, 21 Adriano y 22 Dani Alves;
4 Fàbregas, 6 Xavi, 8 A.Iniesta, 16 Sergio Busquets, 17 A.Song, 19 Afellay;
7 Pedro, 9 Alexis, 10 Messi y 20 Tello.
前節の第35節、エル・マドリガルでのビジャレアルCF戦から変化はなく、負傷者リストに入っているビクトル・バルデス、ジェラール・ピケ、カルラス・プジョール、ジョルディ・アルバ、ジョナタン・ドス・サントス、ネイマール・ジュニアは非招集であり、1日(木)に医療サービス部からプレー許可を受けたイサアク・クエンカだが、招集リストには入っていない。
残り3試合となったリーガだが、次節の第37節のエルチェCF戦を挟んで、カンプ・ノウではあと2試合となった。
最終節は1973-74シーズン以来40年ぶり2度目となるチャンピオンズリーグ(当時はチャンピオンズカップ)のFinalに進出したアトレティコ・マドリーを迎える。そのディエゴ・シメオネ率いるアトレティコは第36節のレバンテ戦(フエラ)、第37節のマラガ戦(カサ)の2試合に連勝すれば、チョロ・シメオネが選手として活躍した1995-96シーズン以来18シーズンぶり10度目の優勝となり、最終節のカンプ・ノウには新しいリーガのカンペオンとして訪れることになる。しかし、この2試合(6pts.)で2pts.を失えば、最終節のカンプ・ノウでバルサはチャンピオンズの仕返しに挑戦出来る権利を持ち、リーガでのレモンターダは可能だ。
ただし、暫定3位のマドリーが第36節バレンシア戦(カサ)、第34節バジャドリー戦(フエラ)、第37節セルタ戦(フエラ)、第38節エスパニョール戦(カサ)の5試合(15pts.)を全勝すると94pts.となり、バルサが93pts.となってアトレティコを92pts.に留めて逆転しても、優勝はマドリーへと移動することになってしまう。可能性の話とはいえ、5試合(15pts.)のどこかで2pts.を失えば92pts.であり、バルサは上回ることが可能だ。
しかし、飽くまで数字上の論理であることは忘れてはならない。それでも可能性が低いとはいえ逆転優勝を目指して最後まで誇りを持って戦うべきだ。どのような結果になったとしても、その過程で努力することを躊躇せずに、汗をかくことを惜しまずに、最後の最後まで戦い抜くことが価値ある行動だ。フットボールである以上、出場したコンペティションでタイトルを獲得することは何よりも目的だが、白旗を挙げて忌々しい屈辱の1ヶ月を過ごすのではなく、一縷とはいえ残された希望に向かって懸命に1ヶ月を過ごすことに価値がある。
クラブは今節、ゲーム前にティト・ビラノバ(Francesc "Tito" Vilanova i Bayó | 17/09/1968-25/04/2014)との最後の別れの機会を作る。この惜別はトップチームとクレーのものと位置付けていて、選手は"Tito, per sempre etern"(ティト、永遠にいつまでも)のメッセージが胸に入ったユニフォームを着用してピッチに立つことになっている。ゲームが開始する前、スタジアムにはティトとの思い出を集めたビデオがスコアボードに流され、バルサのイムノが流れる予定になっている。また、“スピーカー”ことマネル・ビックがティト・ビラノバに黙祷を捧げる瞬間の音頭を執る。
ティト・ビラノバの愛したバルサのフットボールに忠実にプレー、ティトの精神を実践することで感謝の気持ちを示そう。
Seny, pit i collons!!