電池式の時計もぜひオーバーホールを! | 「REGALO vintagewatch」ヴィンテージウォッチ専門店のブログ

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顧客様からご依頼いただいた定期オーバーホール。

 

買われて6年が経ちましたのでしっかりと整備しました。

 

 

時々「オーバーホールは必要ですか?」と聞かれるので、

時計にとってオーバーホールとは何かを説明させて頂きますが、

結論から言えば「オーバーホールは必要です‼」。

 

 

時計は歯車や受け石などのパーツを機械板に組み込みネジで留める。

 

ざっくりと言えばこういった構造をしているのですが、

歯車や受け石の間には「機械油」を入れるので、

これが乾くと正常に動作しなくなります。

 

 

もちろん電池式の場合は電池交換が必須なのは誰でも分かりますが、

機械油が乾いている状態で電池交換をしても一時的に動作することもありますが、

そう遠くない内に正常に動作をしなかったり、

時計自体が動きもしないということもあります。

 

なので電池だけが原因ではありません。

 

 

使用方法にも寄りますが購入して5年くらいで機械油が乾き、

電池交換をしても正常に動作しないということがりますが、

物によっては10年以上、電池交換だけで動くこともあり、

一概に言えないところもあるのが少々やっかいです(笑)

 

しかしいずれは正常に動作しなくなる日が来るのが電池式の時計。

 

 

電池交換をしたばかりなのに時間が狂う。

 

そんな時はオーバーホールをすれば大半は直り再び正常に動き始めます。

 

お手持ちの時計で電池交換しても動かないものがあれば、

ぜひオーバーホールを検討してみてくださいね!