ずっと…ずっと我慢してきた。早く大人になりたい。早く学校を卒業したい。早く家を出たい。仕事して、お金を稼いで、好きなものを食べたい。好きな服を買いたい。好きな靴を履きたい。中学3年間は無駄に長く、苦しい期間でした。生きていけるだけの日本語さえ話したり、聞いたり、読んだり、書ければいい。それ以外のことは望まなかった。早くこの地獄の日々から抜け出したかったのだ。
色褪せた制服とワイシャツと鞄、同級生の眼差し、笑い、悪意の言葉。すべてが憎かった。家に帰れば奴隷のような扱いが待ってた。掃除。洗濯。弟の保育園のお迎え。炊事、風呂の準備、洗い物。これが毎日続くんだ。この家にいる限り。何度も何度も両親から虐待を受けた。何度も何度もね。夕ご飯を食べさせてくれない日も何度もある。真冬のベランダに追い出され、朝まで部屋に入れてくれないこともあった。大人になった今でも思う。親が子どもにしていい行為じゃない。
その環境を抜け出すには死ぬか両親を殺す以外にない。何度もそう思ったよ。
両親と一緒に住んでいる間、僕は一度もお腹いっぱいにご飯を食べたことがなかった。だから学校の給食が終わると給食室に忍び込んであまり物を袋に入れて持ち帰って食べてた。それをある日同級生に見つかったことがあって、訳を話すと翌日彼は何個かカップラーメンを学校に持ってきてくれたんだ。O君、あのときは本当にありがとう。中学ではじめて君が優しくしてくれた。君は元気ですか?いつかまた君に会って直接感謝を伝えたいと思います。