これは私の物語です。

 

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私の記憶は、悲しい物語でした。


それでも人生は続いていきます。

 

 

ときどき、

今でも信じられないほど

穏やかな瞬間が訪れます。
 

「本当に、

 あの頃の私がここまで来たのだろうか」と。


 

1章|記憶のはじまり

 

家庭環境は、少し複雑だったかもしれません。
 

小学生のときに親が離婚し、

兄弟と共に母のもとで育ちました。
貧しくはなかったけれど、裕福でもなかった。

 

ただ、

 

“片親”という言葉が、

いつの間にか私の中で

「欠けている自分」という意味に

変わってしまいました。

 

お金を使ってはいけない。
我慢しなきゃいけない。
甘えたらいけない。

 

子どもなりにそう判断し、

心を閉じるように学んでいったのだと

思います。

 


2章|他人の物語を生きた私

私は、

「自分」という軸を持たないまま成長しました。


部活も、進学も、恋愛も、就職も──
 

誰かに“良いと思われる選択”ばかりを

選んでいました。

最終的に判断していたのは私自身。
 

でもその選択肢は、

いつも他人の言葉の中にあった。

 

本気を出さなければ、

失敗しても言い訳ができる。
ほどほどでいれば、傷つかずに済む。
 

そんな考えが

私の中に根づいていました。

 

恋愛では、相手に尽くすことで
「必要とされる私」でいようとしました。
 

それが私にとっての、

唯一の“存在証明”だったのです。

 

社会人になってからも同じ。
認められるために無理をして、
疲れ果てて、

それでも笑っていた。

 

外から見れば順風満帆。
昇進も評価も右肩上がり。


でも、

 

内側は静かに壊れていきました。

 


3章|崩壊、そして再会

逃げるように起業したのは、
自分の力で生きたかったから。

 

けれど、

 

すべてがうまくいかなくなりました。


借金が重なり、

家庭も崩れ、
笑うことを忘れ、
他人を羨み、
 

何もできなくなっていきました。

 

そんなある日、

私は初めて

 

“自分と向き合う”ことを知りました。

 


それは瞑想でも読書でもなく、
ただ静かに

 

「私の中に何が残っているのか」

 

を見つめる時間でした。

 

泣きながら、思い出しました。
 

“作られた私” ではなく、
“本当の私” がずっとここにいたことを。

 

 

そして私は、

やっと“本当の自分”と再会したのです。

 


4章|これから

久しぶりに会った友人に

「変わったね」と言われます。
「明るくなった」とも言われます。

 

私もそう思います。

 

何が変わったのか。
それは、

自分を探す“記憶の旅”に出たこと。
 

そして“本当の私”として

生きることを選んだことです。

 

同じように苦しんでいる人が
この世界にどれほどいるのかわかりません。

 

けれど、

 

ひとつだけ確かなことがあります。
 

人は、いつからでも変われる。

 

きっかけさえあれば、

再び歩き出せる。

 

私はその“心の再会”を届けるために

活動しています。
 

「自分らしく生きる」ということを、
一緒に取り戻していけたら嬉しいです。

 

私は、心の闇を知っています。
悲しみも、寂しさも、

期待も、諦めも知っています。

 

だからこそ、
 

誰かの中にある

“光”を見つけることができる。

 

これが、私の物語であり、

Reframeのはじまりです。

 

 

 

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うつし箱|utsushibako
思考をほどき、

感情と記憶の中で

“本当の自分”と再会します。

 

 

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