生きていると、
不安や怒り、悲しみ、喜び──
 

いくつもの感情に触れながら

日々を過ごします。

 

けれど、

 

私たちはいつの間にか思い込んでいます。


ネガティブな感情は、

できるだけ少ないほうがいい。
 

感じないほうが、

きっと楽に生きられる、と。

 

なぜでしょう?

 

不安が長く続いたらどうしよう。
怒りが収まらなかったらどうしよう。
悲しみが止まらなかったら、

押しつぶされてしまうかもしれない。

 

そんな恐れがあるからです。

 


だから私たちは、感情に蓋をします。
 

ときには笑顔で、
ときには平気なふりをして、
痛みを見ないようにする。

 

でも、

 

見ないふりをしても、

感情は消えません。
 

静かに心の奥に沈んで、
形を変えて現れます。

 

「不安なんてない」
「怒ってなんかいない」
「悲しくなんかない」

 

そうやって否定を重ねるたびに、
心は少しずつ窮屈になっていくのです。

 


感情に“良い・悪い”はありません。

 

ネガティブと呼ばれるそれらは、
あなたの心が

「今のままでは苦しい」と

知らせてくれているサインです。

 

避けるべきものではなく、
むしろ

「教えてくれてありがとう」と言いたい存在。

 

抑え込もうとすればするほど、
感情は抵抗して自己否定を強め、
負のループへと導いてしまいます。

 


そんなときは、
感情に寄り添ってみてください。

 

「私は不安なんだ」
「私は怒っていたんだ」
「私は悲しいんだ」

 

否定せずに、

その存在を認めるだけで、
心の中に少し空気が入ります。

 

そして静かに問いかけてみてください。

 

「どうして、私はそう感じたんだろう?」

 

その優しい問いが、

自己理解を深め、
心を穏やかに戻してくれます。

 


好きな自分も、
遠ざけたくなる自分も、
どちらもあなたの大切な一部です。

 

どんな感情も、
あなたが生きている証です。

 

そのすべてを抱きしめられるようになったとき、
きっと、心は静かに整っていきます。

 

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