人生は芸術だ。
かわいい7分咲きの桜の並木が美しい病院にやってきました。
この病院は以前にも訪れたことがあります。
その時は同行者もいて気づかなかったのですが、
総合受付のバックに
「人生は芸術だ。医療もまた芸術である。」
と書かれていました。
今から先生方に技術指導をするので頭が一杯で
正直、なんのこっちゃ!と思っていました。
しかし、家に帰ってお風呂につかりながら、あの言葉を思い出すと
今回の震災で避難誘導を優先し亡くなられた警察官や消防士学校の先生、
体の不自由な患者さんを何度も屋上まで運び自分は力尽きて津波の犠牲になった人のことが
頭に浮かんできました。
この世に生を受けてから いろいろな色で彩られた人生を歩んでこられたのだと。
そんな多種多様な人生を歩んできた患者様とある意味対峙する医師も
その人それぞれにあった医療を提供できることが芸術である
というメッセージに私は受け取りました。
皆さんはどうとらえられますか?