あらすじ
上海マフィアのミンさんの結婚騒動一件がすぎて数日、12月上旬に8月の平坂組の事件でプロデュースしてライブで関わったロックバンド「フェケテリコ」のメインボーカル神楽坂響子から芸能人の知り合いに依頼人がいると紹介される。
売り出し中で人気を誇るアイドルの夏月ユイ、桂木結菜からはなまるに来る途中にある渋谷区区立公園のホームレスの中に、昔家を出て行った父親を見たという。どうしても父親にあって話したいという依頼を受けるアリス。
区立公園はユイが所属する会社、ハーキュリーズ社によって総合スポーツ公園に変わるものの反対にあい、現在延期中であった。ユイが手がかりとして見せた写真にはナルミも見知っているホームレスを仕切っている「ギンジ」と一致していた。
ナルミはさっそく調査するも、少佐の手引きで区立公園ではなく、ガード下であう。どうやらホームレス狩りにあってしばらく戻らないらしい。手ぐちはエアガンによるもの。肝心のギンジさんには遠まわしにきくも見やぶやれてしまい、知らないあいたくもないと突っぱねられる。
ユイに調査状況を話すべきか迷うナルミに彼女はアイドルの自分は自分ではないような気がすると語る。
深夜、区立公園でギンジらと少佐ともどもあったナルミはエアガンによる長距離射撃にあう。数百メートルから打たれたBB弾があたって悶えるナルミはこれがおもちゃなのかとおどろく。少佐は穴が開いたダンボールを確かめ、詳細をギンジから聞く。弾は鉄製で改造銃だった。
その後説得に行くナルミはBB弾であけられた小屋をガムテープで塞ぐギンジを見ていた。
早朝に少佐からギンジが死んだ、と電話を受ける。そのまま直行すると早くも野次馬と警察の中、公園の小屋の工事現場の鉄板の上に、両手にマフラーをもって鉄製の弾がくいこんで血が混じった中、首のない死体を目撃した。
少佐が第一発見者だったらしく厳しい目でみつめ、警察の調書のあと、調査団にこれは自分が片をつけると単独行動をつげる。
その後、マネージャーの鷲尾からユイが収録現場から消えたと電話。なんとまだ告げていない父親「かもしれない」男が首を跳ねられて死んだことをつげたらしいかった。平坂組をつかって東急ハンズにてユイを捕まえたあと、ユイは泣きながらもそれでいいとスタジオに戻った。少佐に当たれと四代目から釘をさされるも、その少佐のほうから、M高を通じて進学校のR高へ潜入、歴史研究会という名ばかりのサバゲー部を視察、帰りにあれを作って部員を集めたのは自分だという。
その後ナルミにユイから依頼の撤回、報酬はなしという電話がナルミにくる。依頼撤回阻止ができなかったと詫びるナルミにアリスすまないという。そしてアリスは「なぜ首をきったのか?」ということに執着し「犯人はどうでもいい」という。
それでもどうしても行動がしたかったナルミは無理やりR高へいき、4人の活動者の内、イジメられていた立林にあうも、少佐とも出くわし、関わるなと忠告される。その後、ユイのマネージャーが以前電話で「あの男が父親のわけがない」という「首を跳ねられて死んでいた」ことに気づき、電話で嘘をつき、ホームレスもあつめ、ガード下で会話。
鷲尾は当時そのことは当然区から警察、会社にはいって聞いたという。話の途中で彼の携帯にユイが倒れたとはいる。
病院の席で彼氏と偽っていた理由でいたナルミはアリスの探偵のポリシーについて説明、だからいつだって助けてほしいときは助けてっていっていいんですよそうすればアリスは助けるというも、憔悴したユイは混乱したままだった。
なにをしても空回りするナルミははなまるでおちこんでいると、ミンさんがつけたテレビに昨日病院にいたユイがバラエティーに出演して驚く。そして、アリスとあったときぬいぐるみ好きで意気投合し、アリスから送られたフクロウのぬいぐるみが見えて、そのまま事務所へ直行、アリスとともに司会に振られた話題に「すっごくびびりで上がりしょうなので本番前にこうぬいぐるみをぎゅっとして『助けてー』っていうんですよ」となんども『助けて』というユイを見て、やる気を戻したアリスは『再依頼』を受領したと各方面に指示、そして監視カメラから人物を割り出し区立公園へ現場検証後、「すべてわかった」という。但し1つわからないと。そのためには少佐をきづつけることになると少佐のシステムをクラッキング、R高の歴研が違法改造銃で鉄弾を購入していることもつきとめるが、少佐にきづかれ、
とここまできかいたけどめんどくさくなったw
まぁ、なんつーかつまり
ナルミ超から回りしすぎwそういうふうにかいているのだろうけれど、ナルミの深刻な心象風景のせいで「単純な事件」が難解な事件に変換されている。
神メモは5巻の短編から「ナルミが後日におこったことをかいている」という設定をつくっているけど、事件を解決したのはアリスであって、殺人犯のR高歴史研究会の7人の高校生含むメンバーに肉薄したのは少佐だし、R高に殺された後に遺言として周りにいたホームレスに首をきって身元をわからなくし、公園の撤去をおくらせるよう、頭の遺灰はユイにクリスマスに届けるよう、なぜ打たれながらも小屋からはなれなかったのかもすべて聞いたのは森さんはじめのホームレスの仲間。
隣接するレールをささえにして建設鉄板をギロチンにして頭を切断したのも。
こうかくとナルミは始めから終わりまで自身がいっているけど中継ぎしかしていない、その苦悩も書かれてる。
つまりナルミはミンさんにもいわれてるけど彩夏がとびおりたときにティラミスをくったあのときから人脈やコネは増えたけど、本当の人の死が依頼にあがってどうすべきか、というワンステップの彼の成長録なんだよねぇ。
ここでナルミはニートどもの非効率てきなポリシーが非常に理にかなっていると気づく。
まぁ名にいってんだこいつってかんじだけど、自分の優しさだの同情だのでねほりはほり調べちゃうと、だれかがきづつくから依頼という形式をもってうごくということがわかった、「羅針盤も帆もないのにめちゃくちゃにこいでも岸にはたどりつけない」っつーのはその半分の意味で、助けて真実をしって自分がきづつく行為の正当化というのがある。
だから仲間でも依頼がなければ助けない。最悪の自体を回避するっていうんかね。
うーん、話の構築というか、ナルミの「狂言回し」で複雑になった事件であるけど、件の小屋のでユイのPV照射の仕組みで納得しちゃうくだりがなんだかなーって思った。だって依頼撤回と病院とかでかたくなに拒絶を何回もしてたのにあれだけで泣いちゃって納得しちゃうっていうのは、要因として薄いかなーというか。
つまり拒絶していた父が実は娘思いでしたということだけど、それだけで軟化するもんかなぁ?だって死んでるんだぜ?っておもう。
あとギロチン処理。少佐がくるまでにおわっていた、とかいうけど何百キロあるものをそんなはやく撤収できるの?とここもねぇ。レールはもどせばいいし鉄板はしけばいい。でもそんな統制が取れた動きができるのかと。
あとユイの「アイドルの自分がじぶんじゃないみたい」って何度も出てきて重要伏線?っておもわせたけどなげっぱでワロタw
いやTV出演で「ぬいぐるみ抱いて」ってそれでいいっぽいけど、なんか心労クラスみたいな悩みをそのぐらいで解消できるのかどうか・・・。そこが疑問。
それはギンジさんの死体を見てからの心象風景に「胃がひっくり返るとか「胃酸をのみくだし、」とか「嘔吐に関する表現が30回以上ある、これは多すぎ。
つまりナルミはこの人助けとかじゃなくて本当に死人が出た事件で色々学んだし、試行錯誤してから周ってたってことがわかる。
それで最後に納得していないだろうなあれは。結局の所アリス達のやり方に理解はしたが賛同はしないそういうふうに終わってる気がする。
かなぁ。
あと彩夏影うすっw え、これ4巻からアリスとの恋愛フラグつくってるけど彩夏は飛び降り記憶喪失の良きクラスメイト&助言者でおわるの?w
もうくっつけよー。1巻で最初はこれ彩夏だろってだれでもおもうじゃんつーかクラス公認なんだから。
さて8巻はさくら荘終わってから。しかし大震災時に改造銃をテーマに書く杉井さんパネェ。
あーそうそう。この神メモはもう簡潔したけど剣の孔の騎士階級あたりが混じってるきがするんだよね。書き方も同じだし。「王の令がなければ動けない」、あの物語ともにてるんだよなぁ。
あと依頼人の「さよならピアノソナタ」の神楽坂響子。名前明かさないのか?wあくまでスピンオフはしないっていってるしなーつかあそこまでにおわせたら誰だってわかるでしょw
です