冒頭
(現代語に訳しています)
「勝手に助かる――だけ」
忍野はいつもそう言うのだった。
「こんな話、知ってるかな? お譲ちゃん。海外の昔話なんだけどね。ある所に一人の若者がいたんだ。善良な若者さ。ある日、若者は町で不思議な老人と出会う。老人は若者に影を譲ってくれるように頼むんだ。」
「影を?」
「そう。お日様に照らされて、足元から生じる、この影だ。金貨十枚で譲ってくれ、とね。若者は躊躇なく譲った。金貨十枚で」
「……それで?」
「その若者は、自分の影なんてのは、金貨十枚の価値より大事だとは、そうも思えなかったんだ。だってそうだろ? 影なんか無くても、実質何にも困りやしないんだから。不自由はどこにも生じない」
忍野は身振りを加えながら話を続けた。
「しかし、その結果、どうなったか。若者は、住んでいた町の住人や家族から、迫害を受けてしまうんだ。周囲と不調和を起こすことになる。影が無いなんて不気味だーと言われてね。若者は、影を返してもらおうと老人を探したけれど、いくら探しても、どんなに探しても、その不思議な老人を、見つけることは出来ませんでした―とさ。チャンチャン」
そういえば化物語ってひたぎクラブは二巻だけだったなぁ。
まさか二話でおわらすとは。
面白いねw ていうか維新節のギャグがいいねw 言葉遊び的な。
というかまっぱしすぎ。裸族かw
はぁ。とりあえず今AMVやってますが、テキトーなのはメイトさんだけになんとか近日公開できそうです
タブンw マジ期待しないでだしぃ。