病気や不定愁訴 体調不良などで悩んでいる人は
たくさんいらっしゃると思います。

痛み、苦しみ、辛さ、悲しみ…
これまでの暮らしの中では
感じたことのなかった感情が
雪崩のように襲ってきて
不安の中でうずくまり
動けなくなってしまっていることでしょう。

 

自分で事業を起こし 立派に成功した

私の父も体調を崩し入院した途端に

不満不安弱音の嵐でした。

仕事において様々な修羅場を乗り越えてきた

娘の私からすれば とても勇敢で威厳があって

博識で自慢の父。

もう80歳を過ぎた高齢とはいえ 

あれだけ強い人だと思っていた父が

家に帰りたい帰りたいと 

まるで幼い駄々っ子のように

家族みんなに訴えてきていました。

因みに 父の頭はまだハッキリしていて元気な状態。

どれだけ強い人でも 病の前ではこれほどまでに

脆く弱い存在になってしまうものかと驚きました。

 

病気というものは それほどまでに

人を脆く変えてしまうものなのですね。

 

とはいえ

あなたはこれからの人生を

その不安に押しつぶされて 泣いて過ごしますか?
それとも
受け入れて 自分らしく過ごしていきますか?

決めるのは「あなた」です。


病気は 今 私たちが気づく必要がある
大切な何かを伝える役目を

してくれているのです。

私たちはそれぞれ自分の人生の目的をもって
生まれてきています。
本当の自分の目的通りに生きていられれば

問題はないのですが
知らず知らずのうちに親や先生 友人 上司など
周りの人々や環境の影響を受けることで
価値観や信念が歪められていきます。
そのことにも気づかず
他人の価値観や信念を自分が望んでいるものだと
思い込んでしまうことが多くあります。
こうして本来の目的とズレた生き方をしていると

「そうじゃないよ そっちじゃないよ」

なんとかして気付かそうとしてくれます。
それが病気からのメッセージなのです。

すべての答えは自分の中にあります。
自分らしく生きるようにとの
私たちの心の奥深く潜在意識からの声に
耳を澄ませてみてください。

あなたに気付いてもらいたい「思い」が

一生懸命に声を上げているはずです。

 

 

私が白血病を発症する前
仕事のこと 家族のこと 人間関係のこと
思うようにいかないたくさんのことに

悩みもがき どうすればよいのか分からず
不安と迷いの渦に飲み込まれ
すっかり自分を見失ってしまっていました。

そんな時に私の動きと思考のすべてを止めて
ゆっくりと休ませてくれた白血病は
私に様々な気付きを与えてくれました。

私の人生をガラッと変えてくれた白血病には

今となっては感謝の思いしかありません。



退院して3カ月後に旅行した北海道にて。

別名蝦夷富士と呼ばれている羊蹄山の雄大な景色に

感動したなぁ照れ

今思えば 長期入院で体力がなく体はフラフラ

まともに歩くこともままならなかった状態だったのに 

よくあれだけ動き回っていたなぁと

今頃になって反省したりする…あせる