こんにちは。
韓国で両顎手術・輪郭手術を専門とする病院、
リフェイス口腔顎顔面外科の専門医、キム・ドソプと申します。

 

今回は両顎手術の副作用の発生頻度についてお話をさせて頂きたいと思います
 

 

発生頻度別の整理

■ ほとんどの人に起こる/すぐ良くなる

  • 息苦しさ、鼻づまり、出血(鼻血)、めまい、痛み、腫れ

■ 一部(約50%)に起こる/時間がたてば自然に改善

  • 顎関節の痛み・音、耳の詰まり感、感覚低下

■ 一部(約10%)に起こる/適切に対処すれば改善

  • 炎症(感染)、左右差、咬み合わせの異常、初期の後戻り、発音の異常、表情の異常、小鼻の広がり

■ 一部(約5%)に起こる/対処が難しく追加処置が必要なことも

  • たるみ、後期の後戻り、異常感覚の痛み、睡眠時無呼吸、歯の変色

■ 発生はまれ/救急対応が必要で致命的になり得る

  • 手術中の大量出血、手術中の呼吸困難、悪性高熱


1)「ほとんどの人に起こるが、すぐ良くなる」症状

(息苦しさ・鼻づまり・鼻血・めまい・痛み・腫れ)

ここに挙げたものは「副作用・合併症」というより、術後に誰にでも起こり得る“随伴症状”と考えるのが適切です。
どれだけ丁寧に治療しても起こり得る症状であり、多くは
術後2週間ほどの回復過程で自然に消えていきます

もちろん病院や術者によって、症状が軽く済むこともあれば強く出ることもありますが、基本的に致命的な危険に至ることはほとんどないので、これらの症状だけで過度に心配する必要はありません。


息苦しさ/鼻づまり

息苦しさは重要に感じるかもしれませんが、「まったく呼吸できなくなる」わけではなく、鼻が2〜3日詰まることで苦しく感じることが多いです。
そのため、口呼吸を積極的に行う必要があります。

ただし、焦って呼吸を速くしすぎると浅い呼吸を繰り返して**過換気(過呼吸)**につながることもあるので、心理的に焦らないことが大切です。

 

 

 

 

 

出血(鼻血)

出血は主に鼻血として出ることがあり、1週間程度続くこともあります
ただし、鼻から出血しているのではなく、上顎を手術した部位に溜まっていた血が鼻から排出されている場合が多いので、大量に勢いよく出るのでなければ心配はいりません

「そのうち止まるだろう」と考えるのがよいですが、大量に出る場合は必ず病院へ連絡してください。


痛み

痛みは、術後に傷や骨が刺激されたときに起こり得ます。
痛みを減らすには、顎に力を入れず、できるだけ軽く動かすことが大切です。

術後は強い鎮痛薬が使われるため、実際には痛みが少ないことも多く、患者さんに「すごく痛かったですか?」と聞くと、**「思ったより痛くなくて驚いた」**と言われることがよくあります。


腫れ

腫れも手術後に自然に出て、時間とともに引いていくものです。
腫れが強いと顔が重くなり、呼吸もしんどくなるため、腫れを最小限にする工夫は重要です。

ただし、術中に腫れが少なくなるよう配慮することが最も重要で、術後にテーピングをたくさん貼っても、出る腫れは出ます
むしろ貼りすぎると圧迫が強くなって、逆に苦しくなることもあります。


2)「約50%」:時間がたてば改善しやすい症状

(顎関節症状・耳の詰まり感・感覚低下)

顎関節の痛み/音

両顎手術により顎関節に影響が出て、術後数週間は関節がこわばったり音が出たりすることがあります。
改善には数週間かかり、関節が落ち着く位置に適応すると不快感は減ります。

術後1か月ほどは口が開きにくいことがありますが、その後はむしろ口を開ける練習や顎のリハビリが必要になります。
非対称があったケースでは、関節位置が変化して痛みや音が続くこともあります。音だけで痛みがなければ日常生活に支障は少ないことも多いですが、痛みが続く場合は関節治療が必要になることがあります。

耳の詰まり感

耳の詰まり感は術後によく見られる症状で、多くは一時的です。
上顎手術の影響で、耳につながる「耳管(ユースタキオ管)」の通気が悪くなると起こることがあります。
唾を飲む・耳抜きの動作などで改善することもあり、何もしなくても時間とともに改善します。
また耳の奥の重だるさは顎関節の腫れが原因のこともあり、関節が安定すると改善します。

感覚低下

感覚低下は複数の部位に起こります。
切開部周辺、上下の歯ぐき、口蓋(上あごの内側)、上唇、鼻周囲、下唇などです。
基本的には時間とともに回復することが多く、神経が損傷した場合でも回復に伴い改善するケースがあるため、必要以上に心配しすぎないことが大切です。

 

 


3)「約10%」:対処すれば改善しやすい症状

(感染・左右差・咬み合わせ・初期後戻り・発音・表情・小鼻の広がり)

炎症(感染)

傷が口の中にあり食べ物に触れるため、清潔管理が不十分だと感染することがあります。
術後は小さめの歯ブラシで丁寧に磨き、食後に何度かうがいをして食べ物が残らないようにします。
また抗生剤に過敏反応があると効果が十分でないこともあり、下痢などが出た場合は病院に伝える必要があります。

それでも感染が起こることはあり、急に腫れが増したり熱が出たり痛みが強くなったりします。
感染した場合は治療を追加しますが、多くは適切に治療すれば大きな問題なく治ります。

左右差(非対称)

顔の左右差は誰にでもあり、程度の差があるだけです。
両顎手術後も左右差が残ることは多く、これは元々の皮膚・筋肉・目・鼻・頬骨・頭の形などの左右差が影響します。
手術で動かせるのは上顎・下顎骨の一部で、骨を固定する部分を残したり神経を守ったりすると触れられない領域もあります。
改善が不十分な場合、後日プレート除去のタイミングで追加修正が必要になることもあります。

咬み合わせの異常

術後は噛みにくいことが一般的です。
顎関節が安定するまで1〜2か月かかること、術後1か月ほどは噛む動きで手術部位がずれるリスクがあること、筋力が戻るまで力が入りにくいこと、術前矯正が不十分だと術後すぐ噛み合わせが不安定なことなどが理由です。
ただし重度でなければ、多くは矯正治療で改善できます。

初期再発

体は常に変化するため、術後に顎が変化して(下顎前突・無顎が)多少戻ることがあります。
医師は後戻りが起きにくい計画で手術しますが、後戻りは術式だけでなく、術後の癖や筋肉の使い方にも強く左右されます。
舌の癖や顎関節の状態は影響が大きいので、医療者の指示に従って改善が必要です。
術後2〜3か月以内の初期に起こる後戻りであれば、比較的修正しやすく、多くは下顎側の再調整で対応可能です。

 

 

発音の違和感

手術の失敗というより、術後に発音練習が足りないことで起こることが多いです。
両顎手術では口蓋、歯の位置、下顎骨、舌の位置が変わるため、舌が新しい位置に適応できず発音が漏れたり不自然になったりします。
多くは練習で改善でき、術後1〜2か月は集中的に発音練習をするのが望ましいです。

表情の違和感

筋肉が骨に適応する位置を誤ったり、痛みが怖くて表情を作らない期間が長いと筋肉が固まって起こることがあります。
多くは表情練習で改善可能です。
術後2週間くらいから練習を始め、1〜2か月ほど続けるのが重要です。

 

 

小鼻の広がり

両顎手術でよく見られる副作用の一つで、手術で筋肉を骨から剥がす必要があるため避けにくい部分です。
ただし、広がりを最小化するために手術中に小鼻周囲の筋肉や軟骨を糸で寄せる処置を行います(alar cinch suture)。
計画と術式によっては「広がる」どころか、むしろより良く見えるケースもあります。
つまり「必ず広がる」と決めつけるより、医師の技量により最小化できたり、改善する場合もあると理解するのがよいでしょう。

 

 


4)「約5%」:対処が難しく追加処置が必要なことがある症状

(たるみ・後期後戻り・神経痛・睡眠時無呼吸)

たるみ

風船の空気が抜けるとしぼんで垂れるように、顔も骨の大きさが小さくなると、皮膚・脂肪が余ってたるむことがあります。
皮膚の弾力には個人差があり、術式によっても差が出ます。
軟部組織の回復には最低2〜3か月かかるため、たるみは術後すぐではなく数か月後に再評価すべきです。
強い場合、リフトや脂肪吸引など追加施術を行うことがあります。

後期の後戻り

術後6か月以上経ってから後戻りすることもあり、1〜2年後に起こるケースもあります。
初期の後戻りとは原因が異なることが多く、「結果が維持できず変化した」という意味で合併症の一つと考えられます。
ただし6か月以上経つと骨はほぼ安定しているため、手術のミスというより、顎関節の問題や生活習慣が影響して起こることがあります。
完全に元に戻るわけではなく「少し噛み合わない」程度のことも多いですが、程度が強い場合は矯正歯科や手術病院で相談し、重度なら再手術を検討することもあります。

 

 

異常感覚の痛み(神経痛)

長く悩みやすいのは下唇の感覚異常です。
多くは6か月以上で日常生活に支障がない程度まで回復しますが、一部では神経が回復する過程で**神経痛(神経障害性疼痛)**が出ることがあります。
いつ誰に起こるか予測が難しいのが問題です。

症状としては過敏(焼けるような痛み)が多く、歯磨きや食事で唇・歯ぐきが強く痛むことがあります。
早期に薬物治療を行うと軽快することが多いので、出た場合は放置せず必ず手術した病院に相談することが推奨されます。必要に応じて大学病院の神経内科などに紹介されることもあります。

睡眠時無呼吸

一般的には多くありませんが、計画上、顔を小さくしすぎようとして上顎を過度に短縮したり後方へ入れたり、下顎を過度に後退させるとリスクが上がります。
そのため、睡眠時無呼吸は一定程度、手術計画と関係すると考えられます。
(筆者は予防のために鼻の手術を併用することもあるが、一般のクリニックでは難しい場合がある)

また手術と無関係に、術後に咀嚼が改善して体重が増えたり、皮膚の弾力が弱く横になると気道が狭くなることで起こる場合もあります。
いびきがひどくなる、日中の疲労が増える、普段も息苦しいなどがあれば、手術病院へ相談してください。


5)「非常にまれ」だが危険な合併症(救急対応が必要)

(悪性高熱・手術中大量出血・麻酔中の無呼吸)

悪性高熱

全身麻酔では筋弛緩薬を使用しますが、これに過敏反応が出る場合があります。
突然、四肢の筋肉が硬直し高熱が出る非常に危険な状態で、速やかな冷却と**ダントロレン(dantrolene)**投与が必要です。
バイタルを監視し、緊急で大学病院へ搬送して追加処置を受けます。
事前に調べるには筋生検や遺伝子検査が必要で、家族歴がある場合は特に注意が必要です。頻度は極めて低いものの、一度起こると致命的になり得ます。

手術中の大量出血

一般的にはまれですが、術者の熟練度が低い場合、血友病などの既往がある場合、全身疾患の薬で止血が遅くなる場合などに起こり得ます。
発生すれば緊急事態なので、速やかな止血と輸血、必要なら上級病院への搬送が必要です。
予防のためには経験豊富な医師を選び、術前に既往歴や服薬を正直に申告することが重要です。

全身麻酔中の無呼吸

両顎手術中に起こることは非常にまれで、通常は気管挿管で気道が確保されているため呼吸は維持されます。
麻酔機器の故障、麻酔科専門医不在など、特殊な状況でない限り起こりにくいと考えられます。
むしろ全身麻酔ではなく鎮静(睡眠麻酔)で行う輪郭手術などの方が、気道確保が弱くリスクが高くなる可能性があります。


まとめ(結論)

両顎手術の副作用を心配する方が多いため整理しましたが、結論としては、
まれに起こる重い合併症は過度に心配する必要はほとんどありません。
多くは最初に挙げた“よくある症状”が出る程度で、比較的早く回復するため、両顎手術は安全性の高い手術と考えられます。

 

 

 

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こんにちは。
韓国で両顎手術・輪郭手術を専門とする病院、
リフェイス口腔顎顔面外科の専門医、キム・ドソプと申します。
 

10年以上診療を続ける中で気づいた共通点を共有します。
名付けて「成功する両顎手術を受ける人の特徴」です。

1 診断や治療計画など、医師の説明を丁寧に聞く人
2 両顎手術によって得られる結果を理解している人
3 価格やイベントに過度に執着しない人
4 手術に関する注意事項をよく聞き、守っている人
5 最初から矯正専門医と連携して治療を受ける人
6 口腔顎顔面外科専門医から手術を受ける人

両顎手術は「怖い」「高額」といったイメージを持たれやすい治療ですが、実際にはこれに代わる治療法が存在しないケースも多くあります。
そして、成功すれば他のどの治療とも比べものにならないほど高い満足度が得られる治療でもあります。

だからこそ、この喜びをできるだけ多くの方に感じていただきたく、「成功する両顎手術を受ける人の特徴」を共有しています。

 

1 医師の説明を丁寧に聞くことについて


診察時間が長いか短いかに関わらず、医師は患者一人ひとりの状態を科学的に分析し、治療計画を説明します。
その説明の中には、現在の状態と将来の予測が含まれています。
これを軽く聞き流してしまうと、自分の状態も治療結果も正しく理解できなくなります。
また、医師の説明を丁寧に聞いていると、説明が不十分な医師にも気づけるようになります。
医師の話にきちんと耳を傾けることは、自分自身を守る第一歩です。

 

2 両顎手術の結果を理解していることについて


多くの人が、両顎手術に対して過度な期待や不安を抱いています。
手術をすれば理想の顔になれるのではと期待しすぎたり、深刻な副作用が出るのではと必要以上に恐れたりすることがあります。
しかし、両顎手術は治療方法が科学的に確立されており、結果もある程度予測できる医療です。
多くの副作用は一時的なものであり、永久的なリスクについても事前にある程度の予測が可能です。
そのため、結果を理解したうえで治療を選択できる医療だと言えます。

 

3 金額やイベントに執着しすぎないことについて


価格やキャンペーンばかりを重視すると、本来必要な治療ではなく、外的な要因によって治療を選んでしまう可能性があります。
その結果、不要な手術を受けてしまったり、必要な治療を避けてしまったりして、満足度が下がってしまうことがあります。
金額や割引はあくまで付加的な要素と考え、自分の状態や診断を最優先に治療を選ぶことが大切です。

 

4 術後の注意事項を守ることについて


両顎手術は治療範囲が広く、見た目と機能の両方が変化するため、術後の管理が非常に重要です。
食事内容は経過に応じて段階的に変えていく必要があり、セルフケアも継続して行う必要があります。
これらを守らないと回復が不十分になり、理想的な結果が得られない可能性があります。

 

5 矯正専門医と最初から連携することについて


両顎手術では、かみ合わせが必ず変化します。
そのため、多くの場合で矯正治療が併用されます。
手術前から矯正を行う場合も、手術後から矯正を行う場合もありますが、重要なのは矯正が必ず関わる治療であるという点です。
最初から矯正の専門知識を持つ医師が関与していないと、手術後に矯正がうまく進まず、治療が不完全になることがあります。
見た目だけでなく、かみ合わせも含めて完成度の高い治療にするためには、初めから矯正専門医との連携が不可欠です。

 

6 口腔顎顔面外科専門医に手術を受けることについて
両顎手術は形成外科でも行われますが、学問的にも歴史的にも、この分野の中心は口腔顎顔面外科です。
顎の構造と機能について最も深く専門教育を受けているのが口腔顎顔面外科医であり、その専門性が安全性と結果の質を支えています。

今後も有益な情報をお届けしていきます。ありがとうございます。

 

 

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こんにちは。


韓国で両顎手術・輪郭手術を専門とする病院、
リフェイス口腔顎顔面外科の専門医、キム・ドソプと申します。

一般的に、両顎手術と顔面輪郭手術は
「顔が小さくなる似たような手術」だと思われていることが多いです。
そのため、次のように言われる方がとても多いです。

「私は両顎までは必要なくて、顔面輪郭だけすればいいと思います。」

ですが、この考え方は正しくありません。

実は、
「両顎をしてもいいし、輪郭だけでもいい」
というケースは、思っているより多くありません。

なぜなら、ほとんどの場合、両顎手術を顔面輪郭手術で代替することはできないからです。

結局のところ――
    •    両顎が必要な場合
    •    両顎が不要な場合

この2つに分かれ、
顔面輪郭手術は「両顎の代わりになる手術」として同列に比較するものではなく、
両顎をする・しないに関わらず、基本的に常に併用されるべき手術
と考えるのが正しいと言えます。

両顎手術は、顔面輪郭手術よりも治療範囲がはるかに広く、効果も非常にドラマチックです。
そのため、本来両顎が必要なケースで輪郭手術だけを行ってしまうと、
絶対に両顎本来の効果を得ることはできません。

では――
必ず両顎手術が必要になるのは、どんな場合でしょうか?

両顎が必須となるケースは、次のように整理できます。
    1.    受け口(しゃくれ)で、顎を引っ込めたい場合
    2.    顔面非対称で、顔をまっすぐにしたい場合
    3.    長い顔の縦の長さを、劇的に短くしたい場合
    4.    上下の口元の突出が強い場合
    5.    無顎で、顎を大きくしたい場合
    6.    開咬(奥歯が噛み合わない状態)が重度な場合

 

 

 

このほか、健康保険が適用されるケースもありますが、
それについては次回あらためてご説明します。

これらのケースに共通している特徴は、
口腔顎顔面領域の中でも「上顎(じょうがく)の変化が必要かどうか」
という点に集約されます。

つまり――
上顎が変化すれば、歯を正しく噛み合わせるために
下顎も必然的に変化せざるを得ません。
そのため、
「上顎の変化が必要=両顎手術が必要」
という意味になるのです。

これを言い換えると、次のように解釈できます。
    1.    受け口で顎を引っ込めたい
 → 上顎の時計回り回転が必要な場合
    2.    顔面非対称をまっすぐにしたい
 → 上顎の傾き(非対称)を矯正する必要がある場合
    3.    顔の縦の長さを大きく短縮したい
 → 上顎の高さを上げ、顔の長さを短縮する必要がある場合
    4.    上下の口元の突出が強い
 → 上顎を後方へ移動させる必要がある場合
    5.    無顎で顎を大きくしたい
 → 上顎の反時計回り回転が必要な場合
    6.    重度の開咬
 → 上顎の大きな時計回り回転が必要な場合

というように整理できます。

 

 


したがって、
両顎をするかどうかを決める核心は「上顎手術が必要かどうか」
にあります。

また、
「両顎か、輪郭か」で迷うときも、
自分の上顎に問題があるかどうか
に集中して判断すべきです。

結論としては――
    •    上顎にまったく改善すべき点がない場合
 → 顔面輪郭手術だけでも顔型の改善が可能
    •    上顎に少しでも改善すべき点がある場合
 → 少なくとも両顎手術、または両顎+輪郭手術が必要

と考えることができます。

今日の内容が少し難しく感じられた理由は、
上顎の位置や傾きを判断するには、
高い専門性と熟練度が必要だからです。

上顎は顔の表面から見えにくく、外に露出していません。
そのため、専門家であっても判断基準が異なり、
医師によって診断が分かれる原因にもなります。

今後、上顎を評価する基準については別途まとめる予定ですが、
今日は「両顎か、輪郭か」で悩んでいる方の助けになるよう、

「自分の上顎がどういう状態なのかを評価することが、
自分に合った治療を見つけるための核心である」

という点をお伝えしたいと思います。

ではもし、
上顎の位置改善が必要な人が、輪郭手術だけを受けた場合
どうなるでしょうか?

例えば、
顔面非対称がある状態で、
上顎の傾きを変えずに輪郭手術だけで顔をまっすぐにしようとした場合です。

顔面非対称は、多くの場合、唇や鼻にも非対称が現れます。
しかし、輪郭手術だけを行うと、
唇や鼻の非対称は改善できません。

その結果、
目・鼻・口は非対称なのに、
輪郭だけを無理に整えようとするという
不自然な状況が生じてしまいます。

さらに、下顎骨の傾きが異なるため、
輪郭自体も完全な左右対称にすることが不可能なケースもあります。

このような場合、
期待していた結果が得られない可能性が高く、
    •    顔の治療自体を諦めてしまう
    •    もしくは諦めきれず、後から両顎手術を検討する

という流れになることが非常に多いです。

だからこそ、治療を決める際には常に、

自分が望む結果と、受けようとしている治療の結果が一致しているか
もし一致しないなら、
どこまでが可能なのか

を必ず考えた上で治療に臨む必要があります。

次回も、より有益で役に立つ内容をお届けします。 

 

 

 

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こんにちは。
韓国で両顎手術・輪郭手術を専門とする病院、
リフェイス口腔顎顔面外科の専門医、キム・ドソプと申します。


顔面輪郭手術において、最も重要なポイントは何だと思いますか?

多くの方が、治療費や危険性、安全性だけに注目して考えがちですが、
私が考える最も重要な点は、

 執刀医が明確な治療計画を立てられるか、
そしてその計画をもとに正確に手術を行える能力があるかどうか
だと思います。

例えば、次のようなケースがあるとしましょう。

このようなお顔の場合、改善すべきポイントとして
エラ、顎先、頬骨の部位が挙げられますが、
これらを縮小するためには、
    •    適切な治療計画を立てること
    •    そして、その計画が正確に実行されること

が本当に重要です。

手術当日にはさまざまなリスク要因がありますが、
それらをコントロールし、安全な環境で手術を行える体制を整えることは、
基本中の基本だと言えるでしょう。

image

そして、環境面での安全性が確立されてこそ、
その後に正確な手術の実施が可能になります。

image

上記の模型をもとに手術計画を立てると、
おおよそ次のような計画を立てることができます。

そしてその後、安全な環境のもとで丁寧に手術を行った結果、
実際に仕上がったお顔は……

このような形になります。

手術前後を比較した写真を見ると、

image
その変化がよく分かるかと思います。

また、手術計画を立てる際には、
患者様がどこまでの変化を望んでいるのか、
シャープで尖った顎ラインを希望されるのか、
それともすっきりとした卵型の顎ラインを希望されるのかによっても、
計画は変わってくる必要があります。

では、今日の内容をまとめます。

顔面輪郭手術で最も重要なポイントは、
    1.    手術計画を立てる際に、患者様の希望を十分に反映すること
    2.    正確な手術計画を立てられること
    3.    その計画通りに、正確に手術を行えること

この3点だと整理できます。

それでは、次回もより有益な内容で更新いたします。^^

ご質問がありましたら、コメントにてお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

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こんにちは。


韓国で両顎手術・輪郭手術を専門とする病院、
リフェイス口腔顎顔面外科の専門医、キム・ドソプと申します。

両顎手術後の皮膚のたるみは、多くの方が最も心配される合併症です。
では今日は、この「たるみ」について分かりやすく、しっかり説明していきます。

一般的に、両顎手術後にたるみが生じる理由については、次のように説明されることが多いです。

両顎手術は顔の骨を小さくする手術で、
手術によって骨を減らすと皮膚が余ってしまう。
余った皮膚は垂れ下がるしかないため、
両顎手術をすると必ず皮膚のたるみが生じる。

 

 

 

この説明を見ると、
皮膚がたるむ理由としては、一見論理的に正しいように思えます。

しかし実際には、
半分は正しく、半分は間違っていると言えます。

そこで、簡単な例えで説明してみましょう。



キャンプに行ってテントを張る場面を想像してください。

もしテントをとても高く張った状態で、
支柱を一気に低くしたらどうなるでしょうか?

テントの高さが低くなり、
地面に敷かれたテントの布が余って、
折れ曲がってしまいますよね。



しかし、支柱をただ低くするだけでなく、
支柱を一本追加しながら高さを下げたらどうでしょうか?

支える場所が二か所になるので、
テントの布は以前より折れにくくなります。

 

 

ここで、テントの布が折れる現象が、
まさに皮膚のたるみに当たります。

つまり、たるみを防ぐための重要なポイントは、
「顎をただ小さくする」のではなく、
適切に残すべき部分は残しながら調整することだと言えるのです。

例えば、しゃくれ顎を両顎手術で治す際、
多くの医師は「下顎を後ろに下げること」だけを考えがちです。
そうすると、実際に皮膚はたるんでしまいます。

 

 

しかし、上顎を前に出しながら下顎を後ろに下げると、
皮膚が相対的に上顎側へ引っ張られ、
テントに支柱が一本追加されたような効果が生まれ、
皮膚のたるみが起こりにくくなるのです。

このように、患者さん一人ひとりに合わせて
適切な手術計画を立てることができれば、
たるみの副作用は大幅に減らすことができると考えられます。



ただし、これは言葉で説明すると簡単そうに聞こえますが、
実際に判断するには豊富な経験と正確な診断が必要です。

また、患者さんが「とにかく顎を小さくしたい」と
強く希望しすぎると、
治療計画にも影響が出てしまい、
結果的にたるみが生じてしまう可能性もあります。



では、
「すでに手術を受けたけれど、皮膚がたるんでしまった。
どうすればいいのか?」
と感じる方もいらっしゃるでしょう。

ここで、皆さんに一つ希望をお伝えします。

すでにたるみが生じてしまった場合でも、
そのままにする必要はありません。

代表的な方法としては、
レーザーリフティングや
各種プチ整形の注射治療などがあります。

たるみがあるからといって、
もう一度両顎手術を受けるわけではありませんよね。

そのため、皮膚美容の施術の中から、
たるみが出ている部位を正確に診断し、
必要な部分だけを引き締めたり、引き上げたりする治療を
選択的に受けることが大切です。

これもまた、
多くの経験と正確な診断が必要な治療ではありますが、
そうした点をしっかり見極めてくれる医師も存在します。

そのような医師のもとで、
適切な治療を受けることができる、
ということです。

 

手術についてご不明な点がございましたら、
いつでもお気軽にお問い合わせください。
誠心誠意、丁寧にご回答いたします。

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