ブログネタ:新社会人・新入生の思い出 参加中本日もブログネタから。
短大の秘書コースの友人の中で、秘書になれたのは、私一人。
学校では知識・実技を学び、いくつかの資格も取得して、まだ何もしていないのに、
勝手に自分は仕事の出来る人間だと思い込んでおりました。
それなのに、頼まれる仕事はお茶出しと膨大な書類のコピー。
どうしてこんな仕事ばかり・・・。と思いながら仕事をしていたので、コピーすら満足にとれてなかったようです。
ある日、私の上司が、コピー室にやってきて、
「僕はね、昔、コピーとりの名人と呼ばれたんだよ。」と言って、実際に説明をしながらコピーをとって見せてくれました。
書類は角をきちんと合わせること。
書類が汚れている場合は、修正ペンでその汚れを消しておくこと。
それでもとったコピーが綺麗ではない場合、コピー機のガラス面が汚れている場合があるから、その汚れも綺麗に落としておくこと。
など・・・。
更に、コピー室から出て行く際に「コピーを頼まれる意味をあなたは理解していますか?」と聞かれました。
そして、「コピーを頼まれると言うことは、この書類を、あなたは読んでいいですよ。と言う意味ですよ。」
と教えてくれました。
そこまで教えていただいて、ようやくハッといたしました。
それまでは、機密書類がどれだけ大切なものなのか気付きもせずに、目を通すこともなく、ただ、コピー機に書類を入れてボタンを押して、確認することもなく、そのまま上司に渡していたのです。
面倒くさいとか、下らない、もっといい仕事を任されたい。そんなことばかりを考えていたからです。
本当にに何も分かっていませんでした。、
渡された書類が何かも分からず、コピーひとつ満足に取れない人間に、とても他の仕事を任せられるわけがないのですよね。
そのお陰で仕事に対する考えや姿勢がガラッと変わりました。
徐々にですが、任される仕事も増えていきました。
あの時、上司が何も教えてくれていなかったら・・・。
きっと、やりがいも感じず、仕事の不平不満を肴に美味しくないお酒を飲んでいたことでしょう。
今の仕事にも就くことは出来なかったでしょう。
いい上司に出会えてよかった。
本当に心から感謝しています。


