1泊2日で用事のため田舎へ帰っていた。
普段はお正月とお盆の年2回しか
帰省しない私。

最近、というかこの前のお盆から
妙にお母さんに素直になれる私がいる。
子供時代の私のお母さんは
女手ひとつで兄弟3人も育てたので
いつも忙しさと憂いを抱いて
毎日一生懸命すぎてた。
そのせいか私は
お母さんに迷惑をかけては行けない
という思考から上手に甘えられなかった。

その反動で、友達や彼氏には甘えすぎて
きっとなかなか上手くいかなった。
だって他人なんだもの。

大人になってからも
もちろんその癖はぬけず
お母さんにはよく
あんたは手のかからない子だとか
強くて逞しくてシッカリしてる
みたいなイメージを持たれていたが
かなり手のかかった姉や
おっとりしすぎて心配なくらい天然な弟が
普通に結婚して普通な人生を歩んでいく中
ようやく取り残された私に目を向けて
私が実はそんな人間じゃないことに
気づいてしまったんだと思う。

何年かはお母さんも
普通の母親が言うセリフで
私にお説教したり心配していたが
いつからだったんだろう
最近気がついた。
お母さんがありのままの私を
すごく肯定してくれるようになった。


私は結婚が怖かった。
離婚するのが怖かった。
そんな私がこの間のお盆の時
冗談だけど無意識に言った言葉がある。
「もし私が離婚してしまったらお母さん一緒に育ててくれる?」
笑って言った私に
ええよ~と嬉しそうに笑っていた。

親なら当然そう言うのかもしれないけど
私はもちろん冗談にしても
そんなつもりで結婚するなとか
そんな甘い考えでどうするのって
怒られるかと思ったので
お母さんの言葉にびっくりした。
そんなこと言う人じゃないのに。

そしてきっとそれが
すごく心強くて嬉しかったんだろう。
お母さんに甘えていいんだと。
もちろんそんなつもりで結婚する気はないし
いざそうなってもきっと
余程じゃない限り田舎に帰って
お母さんに甘えることはしないと思う。
でも気持ちがラクになった。

おとつい帰った時にはこんな話をした。
友達にそんなに燃える様な好きじゃなくても
優しくていい人と付き合って結婚しなさいと
アドバイスされてるけど
私は大好きな人と結婚したいこと。
自分磨きの美容代にとんでもない金額を
かけようとしていること。

どちらも昔ならお母さんには
そんな友達に話すような話は
絶対にしなかった。
心配かけるのも説教されるのも
御免だった。

お母さんは好きな人と結婚したらいいって。
優しくていい人でも好きになれなかったら
結婚しなくていいって。
美容代のとんでもない金額も
やるなら今だ!!くらいのノリノリで
励ましてくれた。
そしてお母さんも遠くから
あなたに良縁があるように祈っておくって
冗談言って優しく笑っていた。

お母さんは真面目な苦労人だから
私の幼稚でふざけた人生観を
でもそうしか生きられない私を
受け入れることなんか出来ないと思ってた。
お母さんの言葉やリアクションは
どれも本当に意外だった。
だけど心配していないから
マトモな事を言わないんじゃない。
お母さんは実は昔から
私がそんな話をしなかっただけで
結構ぶっとびお母さんだったのかな。

今頃になって私はようやく
可愛い娘になれてきた気がする。
お母さんを試してるわけではないけど
お母さんの前では無意識に
甘えた様なことを言ってしまっている。
すごく嬉しいんだな。

ホントはこんなんじゃダメだけど
心の中では早く安心させてあげないとって
思ってはいるんだけど
なかなかうまく行かない自分を
素直に出せるようになって嬉しい。

いつも帰ったらご飯をやたら食べさせてきて
嫌々そうに食べてるけどありがとう。


この世の中において
母の強さにまさる強さって
なかなかないと思ってる。
私は子供がいないから
その強さったら未知すぎるけど
いつかお母さんみたいに
強くて優しい人になれたらいいな。

母の愛をひしひしと感じる
今日この頃だった。