緊急事態宣言が発令されたため、花組大劇場公演「アウグストゥスー尊厳ある者ー/Cool Beast!」の大劇場公演は、急遽上演中止になってしまいました😢千秋楽の公演はどうなってしまうのかと、とても心配だったのですが、千秋楽は無観客でのライブ配信を実施していただけることがわかりました❣️華ちゃんや瀬戸かずやさんのさよならショーや退団者の皆さんの卒業セレモニーをライブ配信で観たいと思っていたので、無観客でも公演を実施していただけて本当に良かった❣️と思います。東京公演は、千秋楽まで全公演が無事に実施できることを願っています😊


今回の公演は、初日を含めて4回観劇することができました❣️前半に観劇予定を組んでいたので、MY千秋楽は17日でしたが、その後数日で公演が中止になってしまうとは・・・。


このような状況の下、4回も観劇することができてラッキーだったのですが、4回見てもよくわからない作品だった...というのが正直な感想です💦れいちゃんの軍服姿がかっこよかった😍😍ということしか記憶に残っていません。田淵先生は「王妃の館」や「相続人の肖像」など、秀作を生み出してきた気鋭の若手演出家だったはずでは・・・・・💦れいちゃんのかっこいいギラギラしたイメージのポスターと、実際の作品の中の人物像のイメージが全く違っていることにも違和感を持ちました。田淵先生はどうしてしまったのでしょうか・・・・💦💦

 

初日を観劇した時には、2階席だったということもあり、あまり舞台がよく見えなかったからお話の意味がわからなかったのね...😢😢と納得するようにしていました。内容がよくわからなかったとはいえ、れいちゃんのかっこいいローマ時代の軍服姿を追いかけることで大満足して、なんとか楽しむことが出来ました❣️ショーのCool Beast!が、最初から最後までとても素敵なショーだったので、ショーを観て満足度が上がりました💕前評判の高かったれいちゃんの裸足のダンスが素敵だったのは勿論ですが、ひとこちゃんやマイティーもとてもかっこよかったです❣️ショーを全力で楽しませていただきました。でも、やっぱり、第一部の「アウグストゥス」は家に帰ってプログラムを何回観てもやっぱりお話の意図することがわからず、特にサブタイトルの「尊厳ある者」という言葉をなぜ敢えてサブタイトルに使ったのかがわからない人物描写やストーリー展開でした💦


主役のオクタヴィウスは、憎しみに満ちた権力闘争による対立に悩んでいる人。憎しみ合う心を捨ててローマに平和な秩序をもたらしたいと思っている穏健な理想主義者です。自分の意思ではなく、なりゆきでシーザーの後継者に指名されて、気がついたら初代ローマ皇帝になっていた・・・という感じ。いつものかっこいいギラギラ感やオラオラしたイメージは封印して、常に眉間にしわを寄せて悩んでいる平和主義者のれいちゃん。相手役の華ちゃんもいつも悲しそうな顔や憎しみに満ちた表情をしていて、せっかくの可愛くて元気な華ちゃんの良さも封印されていました。それに二人のラブラブなシーンやキスシーンなどは全くなくて、最後に、「私たちは友になれたかもしれない・・・」というれいちゃんのセリフに示されているように、二人の関係は親しい友人でも恋人でもなくて、しかも途中からは人間と亡霊の関係に・・・😱宝塚の作品に不可欠なトップコンビのラブラブなシーンやキュンキュンするセリフが全くない摩訶不思議なストーリー😰😰どうしてこういうことに????と思ったファンは多いのではないかと思います。

 

2回目の観劇では、1階前方席だったので、緊張感をもって観劇に臨んだことや、1回目の観劇の時に聞きそびれたセリフや見落とした重要シーンをフォローすることができたので、初日の時よりは理解が出来たように思いましたが、それでも、いつ華ちゃんが死んでしまったのか、いつから亡霊になったのか....。そして、オクタヴィウスは自分から積極的になにも行動を起さないまま周りが自滅して、なんとなく棚ぼた式に皇帝になってしまったのに、なぜ「尊厳ある者」と呼ばれたのか...。全く意味がわかりませんでした💦通常の宝塚のトップスターが演じるかっこいい人物像とはちょっと違う主人公。むしろ瀬戸さん演じるアントニウスの方が権力欲がギラギラしていて、クレオパトラにグイグイと迫っていく強引な男性のキャラクターがかっこよく感じられました。アントニウスとクレオパトラの大人の恋愛関係もわかりやすくて、こちらのカップルの方により感情移入しやすい感じのストーリーになっていました。この作品は華ちゃんの退団公演の作品でもあるので、もっとれいちゃんと華ちゃんとのラブラブな関係の二人がみたかったな😢😢・・と思う花組ファンは私だけではなかったのではないかと思います。

 

3回目の観劇は1階席でしたが、やや後方のS席。やはり舞台から遠くなるとつい緊張感が失われてしまい、疲れていたこともあって、つい睡魔が・・・😂3回目の観劇後も、見終わった後のもやもや感はなくならず、ひたすら幕間休憩後の「Cool Beast!」が始まるのを待つ、というスタンスで第1部の時間を過ごしていました。れいちゃんの髪型やマント付きの軍服姿は何度見てもかっこ良かったのですが・・・😅3回目になると、本筋から外れた部分が気になり始めて、クレオパトラのボブスタイルはかつらだったんだ・・、とか、そのかつらを勢いよく飛ばすのは事故ではなかったんだ・・・、とか、マイティーのアグリッパが最後に突然銀橋で歌い始めるのは、マイティーの出番が少なかったから、ここで帳尻を合わせる必要があったのかな・・などと、本筋とは違うところが気になってしかたがありませんでした😅😅

 

そして、MY千秋楽となった4回目の観劇は、れいちゃんファンの友人と一緒だったので、お隣のお席で詳しい解説付きの観劇をさせていただきました。4回目にして、友人の解説によって「そういうことだったのか・・・」とようやく理解できた場面もありました。それは、華ちゃん(ポンペイア)がいつ死んだのか、どうやって死んだのかということでした。霊廟に来た華ちゃんの召使の「お嬢様は、シーザーが殺された日に死んだ」というセリフがあるので、華ちゃんが亡霊になったことはわかったのですが、華ちゃんが死ぬ場面がよくわからず、モヤモヤしていました。友人の解説によると、舞台では死を暗示させるダンスシーンがあるけれども死ぬシーンはないとのこと。4回目にしてようやくモヤモヤ感が消えました😅

 

そして、婚約者の姉オクタヴィアを裏切ってクレオパトラと結婚したアントニウスが、最後に死ぬ時に何か彼女に残した言葉があるかと聞かれたオクタヴィウスが、「あなたのことは、後悔している・・と言っていた」とオクタヴィアに言うセリフがあるのですが、そんなセリフをアントニウスは言っていなかったはず。なぜそんな嘘を...と思って、この場面もモヤモヤしていたのですが、友人の解説によると、オクタヴィウスは姉に対する優しさから、敢えて嘘をついた・・・ということがわかりました。


そして、オクタヴィウスはクレオパトラに「絶対にアントニウスを殺さないで!」と言われたにもかかわらず、アントニウスの部屋で剣を交わすシーンになった時に、アントニウスが剣で死んだので、わたしはオクタヴィウスが、クレオパトラとの約束を破ってアントニウスを殺したと思っていました。オクタヴィウスはクレオパトラとの約束を無視して殺した裏切り者??嘘つき??でも友人によると、あのシーンではオクタヴィウスが殺したのではなくアントニウスが自分の剣で自殺していたのこと。クレオパトラとの約束を裏切ったわけではないことがわかりました。でもその後、死んでいるアントニウスを見たクレオパトラのかちゃがれいちゃんのオクタヴィウスに「だましたのね!!!」と言い放ったときに無言でうつむいていたれいちゃん。わたしはてっきりオクタヴィウスがアントニウスを殺してしまったのだとばかり思っていました。オクタヴィウスはクレオパトラを騙したのではない、と言う友人の解説によって、ようやくオクタヴィウスは裏切り者ではなかったことがわかり、「裏切り者」や「嘘つき」と相反するイメージの「尊厳ある」という形容詞を最低限クリアしている人物であることがわかりました。

 

・・・・と、4回目にしていろいろなことが分かったのですが、でも、宝塚歌劇は老いも若きも楽しむことが出来る大衆演劇のはず...。舞台から遠くても近くても、1回しか観劇していなくても、ローマ時代の予備知識がなくても、ちゃんと理解できる作品を上演してほしい、と思いました。特に今回は、華ちゃんが死ぬ場面は、ストーリーを理解するうえでとても大事ですし、アントニウスが死ぬ場面もオクタヴィウスの人間像に関わることなので、わかりやすく演出して欲しかったと思いました。

 

....と、かなり長々と辛口なコメントを書いてしまいましたが、今回は華ちゃんや瀬戸さんやそのほか退団者のためにも、もう少しわかりやすくてトキメキを感じられる宝塚らしい作品にして欲しかったです😢


千秋楽の無観客ライブ配信の日の5月10日まで、今から十分に時間があります。田淵先生には、この休演期間の時間を有効につかって、ちょっと台本の手直しをしてくれたらなあ❣️・・・と思いました😊