近頃やたらとアクセスが増えていて、訪問者数及びランキングがぐぐ~んと上昇しております。これは多分、清峰高校の話題のせいではないかと。それだけ全国的にも注目されたのだろうと想像いたします。
何事にも言えると思いますが、ステップアップはどうしたら可能なのでしょうか?
130キロのボールは打てるが、140キロのスピードにはついて行けなかった。
正面のゴロは捕球できるが、逆サイド(捕球する側と反対側)の打球は止めるのが精一杯だった。
トヨタの営業マンがトヨタユーザーの買い替えでは商談を成立させるが、他車ユーザーの自車への切り替えだけは未だに成し遂げられない。
目玉焼きはこんがりおいしく焼けるが、卵焼きとなると、自分で食べても切ないほどまずい。カレーはおいしいと彼も言ってくれたし自分でも納得するのにシチューは「向いてない」と言われた。
浜崎あゆみはレパートリー多いけど、宇多田ヒカルは歌っててもちっとも気分よくならない。
おばさんキラーって言われても嬉しくない。同年代の彼女が欲しい。
自転車に乗れるのに原付バイクは怖くて苦手。
数学の因数分解はおもしろかったけど、グラフがからむ応用問題はお手上げだった。
日本史は好きだったけど、「国際社会における日本」とか言われると考えるのが面倒。
子供の時にヤマハの教室に通ったから、「ねこふんじゃった」ならリズムよく弾けます。
好きこそものの上手なれと言います。これと思わないものがうまくできなくても、それほど気にはなりませんが、自分の得意分野と言えるものなら、もっとうまくなろうとしますよね?
そんな時、上達するのはいつでしょうか?
それは限界のその先にきっと答えがあるでしょう。
メジャーリーガーのイチローが前にこんなことを言ってました。
「自分の力以上のプレーはできないし、やる必要もない」
常に自分の限界に挑戦して、自分の100%を出し切っている人の言葉です。最大限、目一杯ができているかどうかなんですよね?それが出来て初めて成長がある。
変な話ですが、腹筋運動を考えるとわかりやすいかもしれません。腹筋をやれば30回が限度という人に、10回やらせてもたいした鍛錬にはなりません。せいぜい調整?30回が限度なら、プラス10回に挑戦しなければ意味はない。その限界を超えようとするところにしか成長はないのです。
清峰ナインを見て僕は思ったのです。強豪校の名前に押され、「対戦できるだけで幸せ」なんてミーハーな気分でやっていたらああいう結果は出ていません。どこまで通用するのか、それは「やってみなければわからん!」「やる前から結果を考えてどうするのだ!」と。結果を考えずに、「自分たちの100%を出し切れ!」という姿勢がミラクルを呼んだのです。
いえ、少なくとも彼らの全力は強豪校とほぼ互角でしたが、そこにこそ周りの人たちは感動したのです。
振り返ってみると、自分ははて?どうだったか?
「できない言い訳」を用意してないか?
「これが自分の精一杯」と天地神明に誓って言えるのか?
「人の目」や「格好」を気にしてる部分はないと言い切れるのか?
「楽な方に」逃げていないか?
「僕らは全力です!」と彼らはプレーで示してくれました。
清峰高校は秋の国体に出場する事が決まりました。
彼らはその時までに、またきっと、もっともっと練習して力をつけて出てきます。
実に楽しみです。
自分も彼らに負けないよう、全力を傾けて、日々を過ごしていきます。
長崎新聞読んで涙ちょちょぎれたもので、年甲斐もなく、今日はちょっと青くさい記事でした。