えっ?!うぞっ?!まさかとは思ってたけど、勝っちゃったよ、おい!

わが母校が甲子園に出場決定!!もちろん、昭和27年の学校創設始まって以来の初出場!

やったぁ~!!おめでとう!!

ここ2~3年、一度、NHK杯で優勝したのかな?んで、春のセンバツだと思いますが、21世紀枠の候補に選ばれたりして、それは結局洩れましたが、甲子園への機運が俄然高まってはおったとです。去年は県の決勝で惜しくも敗れて準優勝。

ま、そんなもんやろ。決勝まで進めば上等よってなもんでした。ところが、今年は本当に雪辱を果たして、勝ってしまったのです。

地区予選から、その予感はありました。当然シードされていましたが、各試合が全て圧勝です。1試合目~3試合目まで全て5回コールド勝ち。3試合での失点はわずかに1です。ベスト4で当たった波佐見高校とは7-5で勝利しました。この相手が事実上の難敵だったわけです。優勝戦は13-8ですが、エースを温存しての8失点です。高校野球は投手のずば抜けていいのがいると、かなりのところまで勝ち進んでいくものですが、えてしてそういうチームは打線が弱く、せいぜい5点どまり。1点差や2点差の僅差のゲームをものにして、投手力を中心とした守りのチームになりがちですが、いやいや打線もワンランク上の力をもっていそうなのです。

長崎県の代表として、堂々と闘ってきて欲しいですぅ。


わが母校は清峰高校。「せいほう」と読みます。

でもね、ちょっと複雑な気分なのですよ。

というのは、僕が卒業したのは北松南(ほくしょうみなみ)高校です。3年くらい前かな?校名を変えるとか言って、名前を公募していました。決まったのが、この清峰(せいほう)です。なんか、「欧州産のぶどうみたいな名前」という印象が未だに消えません。どうしても「巨峰」を連想してしまうのですよ。いったい誰が言い出したのか知りませんが、勝手に名前を変えてしまった。ま、それで心機一転、いろんな面で新しくなって優秀な生徒が集まって・・・というのであれば、それはいいことなんでしょうけどね。


最後のバッターが三振に倒れ、エースがマウンド上で両手を高々と突き上げ、おとずれる歓喜の瞬間。抱き合うバッテリーになだれ込むナインたち。あぁ、本当に勝ったんだ!

それはもう、やっぱり感慨深いものがありましたよ、はい。僕はとりたてて母校に何かを残したわけでもありませんし、後輩たちの前で講演したりしたこともありません。ただの、単なるOBです。でもこんな、歴史に残る偉業を成し遂げてくれるなんて、本当におめでとう!そして、ありがとう!です。君たちは誇りだ!

在校生から見れば、僕は単なるオヤジに過ぎませんが、その君たちとオヤジが見えない糸で結ばれる、僕らが共感できる瞬間がこれから訪れるんだ!そう、校歌です。一緒にそれを歌おうではないか!肩を組め!手をつなげ!共に朗々と歌い上げようぞ!


テレビを見ながら、僕はやや、うるんでいました。それはもう、何やら言葉にできない感動です。音楽が聞こえてきます。ん、ん、ん、とリズムを取り、出だしはどんなだったっけ?ちょっと忘れちゃったなぁ。

・・・ん?・・・ん?


おいおい、お~い!

こいつら、校歌まで変わっちゃってるじゃんよ!

歌えねぇ~って!


清峰