ついに術前検診の日となりました。術前検診とは、骨髄バンクドナーとなるにあたり、健康面で確かに問題がないかの最終確認を行うための健康診断のことです。
約2か月ほど前に実施した確認検査で問題なしと判断されてドナーに選ばれることになったわけですが、このときは血液検査のみでした。今回の術前検診では、血液以外の検査も行われます。特に私の場合は骨髄提供なので(骨髄提供の他には、末梢血幹細胞提供という方法があります)、採取時には全身麻酔を行いますが、全身麻酔を行っても問題ないかも、この日の検査目的のひとつになります。
最終同意面談も終えているので、ドナー都合でのキャンセルはもうできませんが(キャンセルするつもりもないですが)、術前検診で不適となった場合だけは別で、ドナーの健康上の理由でのキャンセルとなってしまいます。患者さんと血縁関係のない骨髄バンクドナーには、バンク規定を超えるリスクまでを負担させるわけにはいかない、というドナー保護の観点で徹底されているようです。
病院の予約は14時からですが、念のため会社は終日休みをとって検診にのぞむことにしました。出社して何か予期しないことが起きて、病院の予約時刻間際になってあわてたり遅刻したりするのは避けたかったためです。
いつものルートでC病院へ到着すると、骨髄バンクコーディネーターSさんと、研修のコーディネーターさんが待っていらっしゃいました。
外来患者さんは午前来院が基本なので、今日のように午後の来院は比較的すいている方なのだそうですが、待ち合い場所の席はかなり埋まっていました。コーディネーターさんから、この病院の診察券をもらいます。(普通は自分で診察券を作ると思いますが、骨髄バンクのドナー用は、コーディネーターさんがあらかじめ作ってくださっていました。)
結果が出るまでに時間のかかる検尿と採血を最初に行い、その後レントゲンや心電図など他の検査を行うようです。診察券を読み取り機に入れると、自分の名前入り採尿カップが自動で出るのには驚きました。
検尿・採血の後、心電図やレントゲン検査などを行い、いったん待ちます。ここまでは、会社で行われる定期健康診断と変わりありません。この日の最後の検査項目となり、かつ、普通の健康診断ではあまり行われない、肺機能検査を残すのみとなりました。
(つづく)