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我が家はドイツに暮らす日英ファミリーです。


最近学年末が近くなって、学校の課外授業や習い事の発表会が一気にやってきて大忙しの娘です。


娘は親から見てても不思議な子で、どちらかというとシャイなのに、肝が座っているというか、人前に出たらあまり動じないし、とにかく冷静。本人いわく緊張してるそうだけど表に出ないのです。


習い事のピアノの発表会で、2週間前はメロディーも覚えてなかったくらいろくに練習していなかったのもあって、前日まであやふや状態だったのにも関わらず、本番は親も先生もびっくりの演奏ぶりでした。


そして学校のコーラスの発表では、ソロのパートがあったのですが、他の子のハプニングを収めて自分のパートも歌って、客席にいた仲良しのロメオくんに笑顔を見せる余裕さえあって、親もびっくりの図太さぶりを発揮。


これは娘の生まれつきの性格で、親のどちらに似たとも言えないのですが、娘が可哀想だな〜と思うのは、こうした音楽系イベントで娘自身が頑張ったのに


「やっぱりパパも(ママも)音楽家だし、芸術家の血だね」


と周囲から言われることです。

でも元音楽家として言わせれば、芸術家の血なんてそんなの関係ない。


確かに生まれたときから家に常に音楽があふれる環境にいることは、影響あると思いますが、ピアノにしろ歌にしろそれは娘自身が学んだことなので、親がどうこう関係ないこと。


だけど、親が音楽家というだけで娘に対する期待値も高くなってしまうことも確かで、それを見聞きするたび、私の心がさざめきます。


それは、かつての私が受けたプレッシャーとストレスを思い起こさせるから。


私の姉は、幼児のころから、耳にした音楽を即リピートできるような子で、音楽に無知な両親がとりあえず近くの合唱団に入れたところ、メキメキと頭角を表し、もっと年上の子どもたちを差し置いてソロを任されるような典型的な音楽的才能を持ってうまれた人でした。


そして5年後に生まれた私は、両親の「子どもたちに対してフェアでありたい」という意志から、6歳で同じ合唱団に入団。〇〇の妹、というだけで入団時から特別な期待を寄せられ、いきなりソロを与えられるなど特別待遇を受けました。ただ、生まれつきよく通る声は持っていたけれど、舞台も好きでなく別に突き出た音楽的才能があったわけでもない私は、周囲の期待に常に押しつぶされそうな重圧と戦い続けることを強いられました。


合唱団に所属していた7年間、親や指導者など周囲の大人から寄せられる期待とプレッシャー、周囲の子どもたちから受ける嫉妬と妬みと、楽しいことも沢山あったけれど、それはそれは殺伐とした記憶があまりに強くて、振り返るのも辛いくらいです。しかし、その環境は姉の後に続いて入った大学でもまた繰り返され、当時大学では学科トップで院生になった姉の妹というだけで、過度の期待と妬みに晒されることに。


ていうか、私も自分は音楽家に向いてないと分かってて何故に素直に親の方針に従って、音楽の道に進んで苦しむ羽目になったのか、改めて考えると不可解なのですが、子供の頃は親が絶対正しい!親に楯突くなんて人の子じゃない的洗脳にかかってたんですね。


〇〇の妹だから、当然!という、周囲の期待って、本当にくだらないくらい本人とは無関係ないことなのに。驚き


すっごく頑張ったことも、できて当然と思われるばっかりで辛かった自分の過去があるから、余計娘や息子にはそういうプレッシャーは与えたくないし、芸術家の血と片付けないで、その子の個性とポテンシャルで見てほしいな、と心底思いますが、、、


周りの人の言動をどうこうするのは難しいですね。悲しい


せめて親としては、子供がやりたいことを、上手い下手は関係なく応援する親ばかであろう、と思ってます。ニコニコ