先日、以前お世話になった先生と

その内縁の妻(私のつけたあだ名:湯婆婆)が参加するイベントがあった。


会が始まる前に撮影した集合写真をプリントしたものを持って会場に戻ると

遅れて到着したそのご夫婦の正面の席しか空いていなかった。

湯婆婆の正面はさすがにキツいと思い、私は先生の正面の席に座った。


そして私は初めは少し緊張していたが、会う前ほどの恐怖心はなく食事会は進行していった。


先生に質問すると

横から口出ししてフォローする湯婆婆


フランス料理のランチコースだったのだが、

以前はメインが牛肉だったが、昨年は豚肉、

そして最近の物価高でメインが鶏肉の煮込みになってしまっていた。(しかも味も落ちた?)


料理が一品ずつ配られるたびに案内があったのであるが、わたしも気にも止めず、みんなで食べていた。


そしてしばらくして

「これって、…鶏肉?」

と、湯婆婆が言った。


子供の頃のトラウマで鶏肉が食べられないと散々聞かされていたことを私はすっかり忘れていて

湯婆婆のそのことばでやっと思い出した。

しかし、彼女は既に三分の一は食べていた。

(なんだ食えるんじゃねーか。)


そしてデザートが来た。

湯婆婆「えぇっ!アイスクリームなんて、どのくらいぶりだろう??」「アイスなんて何十年ぶりだろう」

一人で大げさにニヤニヤ感嘆していたが誰一人反応せず。


私は内心(こいつまた嘘ついて…

『アイスを食べると口の中がーー(忘れたw)なって食べられない』って散々言ってたのに

コロナ禍中、サーティワンをダブルで食うとったやんけ)と思った。が、何も言わなかった。


【その2】へつづく